デジタル
アプリ
2022/9/29 19:30

「AR翻訳」がイメージに溶け込んでいる!「Googleレンズ」の進歩はここまで来た

米Googleは検索関連イベント「Search 2022」で、「Googleレンズ」のマルチ検索の対象言語が増えることや、AR翻訳がよりスムーズに表示されるようになることを発表しました。

↑機械翻訳もどんどん進化(画像提供/Google)

 

Googleレンズとは、写真や画像から関連する情報を得られる検索機能の1つ。Googleによれば、9月末現在で月に80億回も利用されており、2021年の月30億回から大きく増えているそうです。

 

またマルチ検索とは、写真や画像にテキスト入力のキーワードを追加して検索できるもの。例えば、オレンジ色のドレスを撮影してから、そこに「グリーン」と付け加えて、同じデザインでグリーンのものを探せるという具合です。

 

このマルチ検索は、2022年4月から英語圏でベータ版が展開されていましたが、今後数か月の間に70か国以上の言語に対応する予定とのこと。日本語も含まれることは確実と思われます。

 

さらに、マルチ検索の応用である「近くの場所(near me)」は、米国で2022年秋以降に提供される見通し。こちらは料理や服などをマルチ検索してから、それらが扱われている近くの店などを教えてくれる便利な機能です。

 

一方、Googleレンズの「AR翻訳」も進化する予定。この新機能は写真や画像の中にある外国語のテキストを自動的に認識し、映像に重ねる形で翻訳を表示してくれるものです。これまでは「文字の上に文字」を重ねていましたが、翻訳テキストが元のテキストを完全に置き換える形になるそう。これについてGoogleは「翻訳文がオリジナル画像の一部であるかのように表示されます。テキストがコンテクスト(背景)になるのです!」とツイートで説明しています。

 

この機能には、Pixelスマートフォンで写り込んだものを簡単に消せる「消しゴムマジック」と同じ技術を使っているそうです。スクリーンショット画像とライブ撮影上で、100ミリ秒で動作するとのこと。この新機能は2022年中に登場すると見られています。

 

Source:Google (Twitter) 
via:9to5Google