シール交換って指紋が気にならない? ピンセットと一体化した携帯ハサミを試したら大正解だった

ink_pen 2026/6/13
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シール交換って指紋が気にならない? ピンセットと一体化した携帯ハサミを試したら大正解だった
きだてたく
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きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

2025年あたりから女の子を中心に人気が急速に広まったシール。

さすがにやや落ち着いてきた感はありつつ、それでもブームの火付け役となった「ボンボンドロップシール」(サンスター文具/クーリア)はいまだに抽選販売でないと買えなかったり、たまに店頭に並んだかと思ったら怪しげなニセモノだったり……なんて状況が続いているらしい。

このシールブームの中心軸になっているのが、「シール交換」という文化だ。

かわいいシールをお互いに交換し合うと言えば聞こえはいいが、シールのレア度によって地域的な交換レートがあり、場合によっては小さなシール1つに対してシール台紙ごとまるまる5枚(シール200〜250枚ぐらい)という驚きのレートもあるのだとか。この世界もなかなかシビアである。今回は、そんな状況下で効率的にシール交換をこなせるツールとして登場した、サンスター文具のペン型ハサミ「スティッキールはさみ ツマムノ」を紹介したい。

つまむ機能を搭載した携帯ハサミ

前述の通り、シール交換はシール1枚単位で行われるため、台紙から必要な分を切り離すためのハサミと、そのシールをシール帳と呼ばれるシール保管用ノートに貼るためのピンセットが必要になってくる。

特にピンセットは、シールの粘着面に指紋や皮脂をつけないためにはマストなツールなのだ。

ただ、普段使いのピンセットを持っている人は意外と少なそう。そこで、新たに買うのであれば、ピンセットとハサミがひとまとめになっているものが便利ではないだろうか?

この「スティッキールはさみ ツマムノ」(以下、ツマムノ)は、サンスター文具のペン型ハサミ「スティッキール」シリーズの新アイテムで、その名の通り、ピンセットのようにつまむ機能が付いたハサミなのである。

サンスター文具

スティッキールはさみ ツマムノ

935円(税込)

携帯時は長さ80mm弱・直径約15mmの棒状と、一般的なリップスティックとほぼ同じぐらいのサイズ。ペンケースに放り込んでも邪魔にならないコンパクトさだ。

使用時にはハンドルのスライダーを親指で押し進めると内部から刃が現れ、最終的にバネの力でパカッと開いてハサミに変形するという仕組み。このスライダーは収納時に軽いクリックがあり、振動や摩擦程度では動かない。ロック機構と言うほどのものではないが、知らない間に勝手に刃が出ているという危険性はなさそうだ。

↑ハンドルのスライダーによって刃の出し入れを行う仕組み。
↑先端は刃が付いておらず、その代わりに挟み掴むためのピンセットとして使える形状。

ピンセットとしても想像以上に優秀

なにより特徴的なのは、ハサミとピンセットを兼ねる刃だろう。

よく見ると先端から約9mmの部分には刃が付いておらず、刃先に当たる部分は上下がぴったり噛み合う構造になっている。つまり、この刃先部分がピンセットとして機能するわけだ。

ピンセットの性能は主にこの先端の噛み合わせの精度によるのだが、ツマムノはその点なかなかよくできている。さすがに数千円するほどの精密ピンセットほどの精度はないが、毛抜きとして細い毛をつまんで抜くぐらいはわけなくこなしてくれた。

↑ピンセットとしては薄物もきちんと挟むことができて、わりと優秀。

ハサミとしての切れ味も十分

ハサミ部分も人気の「スティッキール」シリーズだけあって、切れ味はまず不満のないレベルだ。

バネ式のコンパクトハサミなので、ダンボールなどの厚物切りには向かないが、シール台紙やフィルムシートなどはサクサクと気持ちよく切ることができた。

ただし当然ながらピンセット部には刃がないので、切れるのはアーチの手前まで。ハサミに慣れている人は普段もあまり刃先まで使わないものだが、それでもなんとなく違和感はある。なじむまでは切りづらく感じることもあるかもしれない。

↑ハサミは薄いフィルムも巻き込まずに切れる。切れ味はまったく不満のないレベルだ。

納得の実用性

ツマムノは基本的にシール台紙を切ったり、シールをつまんで剥がしたりすることがメインの使い方として想定されている。

実際にピンセットでシールを剥がす場合は、まず台紙を湾曲させてシールの端を浮かし、そこからつまんで持ち上げるのがやりやすい。

シール専用ピンセットほど先端は細くないが、よほど小さなシールでない限りは問題なく作業できると思う。

↑厚みのある立体パーツも掴みやすく、デコ用途や工作にもしっかり対応している。

シール帳などに貼って保存する場合も、指でつまんで台紙から剥がすと粘着面に皮脂が付いてしまい、粘着力がガクッと落ちてしまう。また、透明フィルムのシールだと、指紋が付着するとそれだけで見た目が台無しだ。

そういった点で、シールはピンセットでつまむのがベストなのである。

また、デコレーション目的でシールを使う場合も、ピンセットでつまんで貼るほうが狙った位置にピッタリと貼りやすい。

↑携帯ハサミとしての収納サイズはかなりコンパクトな部類に入る。ペンケースに入れておいてもあまり邪魔にはならなそうだ。

外出先のシール交換で重宝

もちろんピンセット単体では、より精密につまめるものや、シールを台紙から剥がし取るのに向いたものがちゃんと市場に並んでいるので、そっちを使ったほうがよいのは当然だ。しかしそういったピンセットは先端が尖っていたりするなど、ペンケースに入れて持ち運ぶにはあまり向いていない。

シール交換は外出先で行うことも多いので、それなら多少は精度が落ちるとしても、コンパクトに常時携帯できるほうが役に立つ可能性は高そうだ。しかも、それがハサミと一体化して持ち歩けるなら、なおのこと便利ではないだろうか。

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