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2023/4/20 19:10

マウス、若年層からゲームで妥協したくない人向けまで幅広い層に対応のゲーミングノートPCなどを発売

マウスコンピューターは4月20日、記者向けの説明会を開催。発売して間もない製品から今後登場する新製品までを披露しました。

 

今回、披露・展示されたのは、ゲーミングブランドの「G-Tune」とクリエイターブランドの「DAIV」がメインで、多くがノートPCでした。とはいえ、コンシューマー向けブランド「mouse」や、それぞれのブランドのデスクトップPCも夏頃から新製品の投入を予告。今回紹介するモデル以外も登場するものと思われます。

 

3モデルで幅広いニーズを網羅したG-Tune

G-Tuneの新製品として展示されていたのは3モデル。ハイエンドに位置する「G-Tune H6-I9G80BK-A」、スタンダードの「G-Tune P6-I7G60BK-A」、エントリーの「G-Tune E4-I7G60DB-B」が登場します。

↑G-Tune H6-I9G80BK-A

 

G-Tune H6-I9G80BK-Aは、インテル Core i9 13900HX プロセッサーと最新GPUのGeForce RTX 4080 Laptopを搭載。従来のハイエンドモデルでは、グラフィックスに物足りなさを感じる声があったそうですが、その声に応えた仕様です。特に負荷の高いゲームタイトルや、今後登場するグラフィック重視のゲームを、より快適に楽しみたい人向けとなっています。

 

そのほかのスペックは、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは16型(2560×1600ドット、240Hz駆動)を採用しています。なお、ゲームプレイで発生するCPUの熱を抑えるために、着脱できる水冷BOXも用意。BTOで選択できます。

 

価格は43万9800円(税込)。ただし、BTOによって選択するスペックを変更すると価格も変わります(以下のモデルも同様)。発売は4月20日です。

 

G-Tune P6-I7G60BK-Aは、ゲームプレイ/配信/録画などさまざまな用途で使用したいけど、予算は抑えたい人向けのモデル。BTOで選べるCPUとGPUのバリエーションを3パターン展開しており、予算に合わせて購入できます。

↑G-Tune P6-I7G60BK-A

 

展示されていたモデルのスペックは、インテル Core i7 13700H プロセッサー、GeForce RTX 4060 Laptop、32GBメモリー(DDR4-3200)、1TB SSD(PCIe Gen4)。ディスプレイは16型(1920×1200ドット)で、リフレッシュレートが165Hzに対応しています。

 

価格は24万9800円(税込)で、発売は4月24日。なお、CPUやGPUなどのグレードを落とせば、16万9800円(税込)から購入も可能です。

 

G-Tune E4-I7G60DB-Bは、モバイルノートPCでもゲームを楽しみたいニーズに応えた製品です。薄型軽量のハイスペックモデルであれば、DAIVブランドでも用意していますが、GPUにGeForce RTX 4060 Laptopを搭載するほか、ディスプレイのリフレッシュレートを144Hzに対応させるなど、ゲーミングノートPCらしい仕様となっています。一方で、価格を抑えるために第12世代インテル Core プロセッサーを搭載したそうです。

↑G-Tune E4-I7G60DB-B

 

ターゲットとしては、持ち運んでの使用やノートPCでゲームを楽しみたい若年層、高いグラフィック性能が必要な作業をしたいけど予算を抑えたい理工学部系の学生などとしています。

 

主なスペックは、インテル Core i7 12650H プロセッサー、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは14型(1920×1080ドット)。重さは約1.8kgです。

 

価格は20万9800円(税込)で、発売は5月17日です。

 

VRのデモなどに使用できるモデルと、画像編集に向いたモデルのDAIV

DAIVのノートPCで展示されていたのは2モデル。ハイエンドにあたる「DAIV N6-I9G90BK-A」とスタンダードの「DAIV S4-I7G60CB-B」です。

 

DAIV N6-I9G90BK-Aはデスクトップ向けのCPUと、ノートPC向けのGPUとしては最上位のGeForce RTX 4090 Laptopを搭載したモデル。高性能でありながら、可搬性もあるため、たとえばVRアプリの開発はもちろん、VRアプリのデモで使用なども想定しているそうです。

↑DAIV N6-I9G90BK-A。BTOで水冷BOXを選択できます

 

主なスペックはインテル Core i9 13900HX プロセッサー、64GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは16型(2560×1600ドット)を採用しています。

 

価格は54万9800円(税込)で、4月20日から発売しています。

 

DAIV S4-I7G60CB-Bは、マルチコア性能に優れたインテル Core i7 13700H プロセッサーを搭載したモデル。加えて、sRGB100%に対応したうえ、カラーキャリブレーションもされた液晶を搭載しているため、画像編集用途に向いています。

↑DAIV S4-I7G60CB-B

 

主なスペックはGeForce RTX 4060 Laptop、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。なお、バッテリー駆動で約13.5時間使用できるほか、重さが約1.78kgなので、持ち運んで現場でクリエイティブ作業といったこともできそうです。

 

価格は24万9800円(税込)で、発売は4月20日です。

↑会場ではほかにも開発中の製品や参考展示の製品が並んでいました。こちらはPCゲーマーに人気の、ホワイトカラーのPCケース。G-Tuneのミニタワーモデルで購入できるようになるとのこと

なお、マウスコンピューターはパソコン事業が今年で創業30周年をむかえます。これに合わせて、4月11日からこれまで1年だった無償保証を3年にするほか、送料を無料にしています。なにかと値上がりを続けている中で、手に取りやすくしている試みはうれしいところです。

↑マウスコンピューター創業30周年特設ページから