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2023/4/7 19:00

千賀滉大のお化けグローブに大谷翔平の“アレ”。今季のMLBは「ディテール」に注目すると楽しい!

現地3月30日に開幕し、各地で熱い試合が繰り広げられているメジャーリーグ。ハイレベルなプレーが野球ファンの視線を集めるのはもちろんだが、それ以外に選手たちが使用している「モノのディテール」に注目してみても、新たな視点で試合観戦を楽しめるかもしれない。

 

まず取り上げたいのが、現地4月2日にメジャー初勝利を挙げた千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)のユニークな着用アイテムだ。『お化けフォーク』が代名詞の30歳だが、そのグローブには、フォークを持ったお化けのモチーフ、出身地・愛知県蒲郡市の形がデザインされ、側面にオレンジと黒で「S3NG4」と刺繍が施されている。

 


米メディア『Sporting News』が「センガのお化けフォークグローブがアメージングだ」と呟くなど、反響を集めたこの特別モデルは、野球用品メーカーとして有名なZETT製。今年1月には、本人の公式ツイッターでも「カッコよすぎました」と画像付きで紹介されており、青を基調とした今回のグローブだけでなく、赤、黒、青×オレンジ、赤×黒といったカラーバリエーションが提供されているようだ。

 


また、すでに2試合連続本塁打をマークしている大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)のチーム内では、ホームランセレブレーションでの“意外な小道具”が話題を集めた。昨季は本塁打の際にカウボーイハットをかぶせ、ダグアウトで祝福する儀式が恒例だった同球団だが、今回使用しているのは、なんと麦わら帽子。さらによく見ると、そこにはNBAゴールデンステート・ウォリアーズのロゴが入っていたのだ。

 


こうしたパフォーマンスの背景について、米カリフォルニア州地元局『Bally Sports West』のレポーターを務めるエリカ・ウェストン氏は、現地2日の放送内で説明。ここまで大谷、マイク・トラウト、テイラー・ウォード、ローガン・オーハッピーにかぶせられた麦わら帽子だが、「現時点では、一時的なホームランセレブレーション」だといい、しばらくすれば別のものに変更するとのことだ。

 


さらに、「これからもっといいものが登場すると聞いている」と続けると、「(まだそのアイテムは)まだ到着していない」と情報が付け加えられた。果たして今後はどのようなものが持ち込まれるのだろうか、新しい儀式からも目が離せない。