とろとろ玉子とふわふわ衣。だしが豊かで上品な味
ここからは実際に調理へ。開封すると、フリーズドライで固められた具材が出てきました。こちらを皿へ移すとともに、熱湯を用意します。
容器から皿へ移すと、具材の表面がお目見え。四角く固められてはいるものの、赤みがかった海老のシルエットや、三つ葉を連想させる緑色の物体がうっすら見えます。そこに140mlの熱湯を具材全体に注入。
海老天は2本入っており、フリーズドライではそれぞれの天地が逆の状態で固められています。これは2本の海老天の食感や水分量などにムラが出ないようにする工夫でしょうか。混ぜていくと玉子とじの部分がじんわりと広がり、海老天の姿が浮かび上がってきます。この衣もふわっとしているので崩れないように注意しながら、別途で用意したご飯を丼によそい、熱湯で戻した具材をかけて盛り付けます。
いよいよ試食へ。香りからして、だしと玉子による滋味深いやさしさがあります。海老天は想像していた以上にふわふわの衣で、一方の海老は豊かな弾力。味付けは甘みを控えた優しい方向性で、だしの香る上品な風味が口いっぱいに広がります。
公式オンラインショップでは9000セット(合計1万8000食)、丸の内「KITTE」や大阪「LINKS UMEDA」など全国に4店舗あるアンテナショップ「アマノフリーズドライステーション」では各1000食(合計4000食)と数量限定で、価格も安くはありませんが、驚きの復元性や上品な味わいにはレトルトや冷凍食品とはまた違った価値があります。
またフリーズドライは賞味期限が比較的長く、常温保存できて軽くコンパクトと備蓄性も優秀。防災の日である9月1日に非常食への意識を引き締めた人も少なくないでしょう。本商品をはじめ、今後のフリーズドライの可能性にぜひ注目してください。
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