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2023/11/13 11:15

Androidを去る日は近い? アマゾン、Fire TVを独自OS「Vega」に移行か

ここ数年、アマゾンの自社製品には、AndroidベースのFire OSが使われてきました。が、今後はFire TVデバイスを皮切りに、全ての新製品を独自OS「Vega」に切り替えていくとのうわさが報じられています。

↑妥当な選択かも

 

アマゾンは自社ハードウェア向けにAndroidを大幅にカスタマイズしていますが、それでも一部のAndroidアプリをFireタブレットで動かすことは可能です。とはいえ、Androidのバージョンでは大きく遅れを取っており、最新のFireタブレットでさえAndroid 11のままです(一般的な最新版はAndroid 14)。

 

そもそもスマートディスプレイのようなシンプルな製品では、スマートフォン向けOSをフル稼働させるのはやり過ぎのはず。そのため、アマゾンは自社製OSのVegaに移行することになったようです。

 

海外メディアのLowpassによると、このVegaはLinuxベースとのこと。アマゾンは2017年頃から開発を始めており、「数百人」が開発に携わり、ほとんどの作業はすでに終わっているそうです。すでにFire TVデバイスでテスト中であり、早ければ2024年初めにも新OSを搭載した新型ハードウェアの出荷を始める計画があるとのこと。

 

現行のFire TV Stickの動作はサクサクとはいえず、いまのFireOSでは荷が重すぎる印象もありました。しかも、数年前のAndroid 9をベースとして大きく遅れを取っているため、独自OSの採用は妥当かもしれません。

 

が、Fireタブレット用アプリの多くはAndroidアプリを移植したもの。そちらも独自OSに移行すれば、これまで愛用してきたアプリが動かなくなる可能性もありそうですが、今後の続報を待ちたいところです。

 

Source:Lowpass
via:9to5Google