ファッション
2021/12/20 22:00

「水沢ダウン」なら冬の夜のべランピングで熱燗。そんな生活も可能だ【愛用品コラム98】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 98:デサント オルテライン「水沢ダウン アンカー」】

●起

昨シーズンのセールで購入して約9か月。最近ようやく活躍の場が広がってきた一品だ。「寒くなるのが待ち遠しい」という初めてぐらいの感覚を持たせてくれたウェアでもある。アンカーは、高額な水沢ダウンの中でも最もお手ごろな価格帯、ながら機能性は十二分。その機能性を僕なりに説明してみたい。

 

●承

先日、「新幹線キャンプ」に行ったエピソードを投稿した。行ったのはPICAの富士ぐりんぱ。富士山2合目にあるキャンプ場で標高は900mほど。この時期ともなれば、夜は氷点下になる。が、ロンT1枚にアンカーを着れば、余裕。むしろ、焚き火に当たっていれば暑いぐらい。ただ、これぐらいは保温性に優れた水沢ダウンなら驚くことでもない。

 

●転

その機能性を別の切り口で体験できたのが、新幹線の車内だ。羽織る形で座席に座ったところ、布団より気持ちいい。圧倒的な快楽。羽毛布団をまとうような感覚とはよく言われるが、新幹線の座席が最高の睡眠空間に変身。大人の嗜み「ビール in the 新幹線」と併せて、一杯ひっかけたあとに眠り落ちたなら、乗り過ごせる自信がある。

 

●結

この暖かさは新しいアクティビティへのヒントもくれる。例えば、冬のべランピング。べランピングが気持ちいいのは春秋だが、冬のベランダで小春日和に読書するのも乙。夜であれば、熱燗やホットワインを頂くのも至高だ。注意したいのは、その場合、そのまま寝てしまわないようにだけ気をつけたい。乗り過ごすとは訳の違うことにならぬように。

 

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