乗り物
2019/12/30 20:30

2019年-2020年の「煽り運転」対策に! スマホでWi-Fi連携時代の「最新ドライブレコーダー」5選

年末年始に帰省や旅行などでドライブへ出掛ける人も多いことでしょう。何事もなく楽しい思い出を持ち帰って欲しいものですが、ドライブ中のアクシデントは突然やって来ます。そんな状況を映像と音声で丸ごと記録してくれるのが「ドライブレコーダー」です。

最近は“煽り運転”対策として取り付ける人も増え、その存在はすっかりお馴染みとなりました。それだけにドライブレコーダーへの知識は皆さんもそれなりにお持ちのはず。そこで、ここではWi-Fiを使ってスマートフォン(スマホ)と連携することで様々なメリットを受けられるドライブレコーダーに絞って紹介することにしました。

 

ドライブレコーダーとスマホをWi-Fi連携させることで得られる4つのメリット

①ドライブレコーダー映像を画面の大きいスマホで見られるようになる

ドライブレコーダーにもモニターは装備されている機種がほとんどですが、その画面サイズはあまり大きくない上に、取り付けてある場所がウインドウ上部だったりして見づらいという側面があります。それがスマホ上なら撮影した映像を手許で自由なアングルで確認可能。しかも操作までもスマホでできるため、見たい瞬間を探すのもドライブレコーダー本体よりもはるかに楽に行えます。

 

②必要なシーンを簡単にスマホ内に保存できる

Wi-Fi機能のないドライブレコーダーの場合、必要なシーンを保存するにはドライブレコーダー内のマイクロSDカードを抜き出してPCへ転送する手間がかかります。仮にPCを持っていないと、ドライブレコーダーの映像を保存する先がないことにもなりますが、スマホに転送できればその問題もなくなります。さらに保存した映像はSNSなどにシェアすることもできるのです。

 

③ドライブレコーダーの細かな設定がスマホ上に行えるようになる

ドライブレコーダーにモニターが備えられていても、画面は小さく、しかも操作は小さくて使いにくいボタンをチマチマと動かすことになります。これって意外と面倒で、一度設定したら「二度変えたくない」なんて思ってしまうほどです。それがスマホ上なら驚くほど簡単に設定ができてしまいます。

 

④ドライブレコーダーにGPS機能がない場合、ドライブレコーダーの時刻を自動修正できる

ドライブレコーダーで撮影した映像を証拠として活用する際、時刻はできるだけ正確な方がいいわけです。しかし、GPS機能がないと誤差が少しずつ蓄積され、必要な時に「時刻が大きくずれてしまっていた」ことにもなりかねません。スマホと連携することでこの問題も解消できるのです。

 

ここからは、そのWi-Fi機能付きドライブレコーダー5モデルを紹介していきたいと思います。

 

【その1】ケンウッド/DRV-W650

 

実売価格2万4068円(税込)

これまでケンウッドが培ってきた映像・光学技術に加え、暗所撮影に強いソニー製CMOSセンサー「STARVIS」を採用。ナイトモードによって、暗いトンネルだけでなく夜間でも鮮明な映像を録画できます。本体レンズには水平117度の広視野角かつF1.8の明るいレンズを採用。1秒間に記録するフレームレートも従来から搭載していた1080p/27.5fpsに加えて、新たにより滑らかでブレのない映像の記録を実現する1080p/55fpsにも対応しています。ドライブをサポートする「運転支援機能」も搭載。GPS機能、Wi-Fi機能を備えています。

 

【その2】JVC/GC-DR20

実売価格1万2651円(税込)

大半のドライブレコーダーがブラックを採用する中で、コンパクトデジタルカメラを思わせる洒落たデザインが特徴。ボディカラーはブルーとブラウン、ブラックの3色。カラフルなクルマやかわいいクルマなどにも似合いそうです。本体サイズは、幅63mm×高さ約51mm×奧行き28mmと手の中に収まるサイズ。レンズは水平114度の広視野角で、暗い場所でも明るく撮影することができるF2.0。専用のWi-Fi用アプリは本機を2台まで切り替えて接続することもできます。GPS非搭載ですが、Wi-Fi接続によって正確に時刻補正が行えます。

 

【その3】オウルテック/OWL-DR901W

実売価格1万3048円(税込)

モニターを非搭載として本体のスリム化を実現し、視界を妨げずに取り付けられます。リア用としても使ってもいいサイズ。付属のマウントにはマグネットが装備され、脱着はとても簡単です。取り付け時の剛性が高く、走行時のブレもほとんど発生させません。本体の設定や操作は基本的にスマホで行う形となりますが、本体で唯一あるスイッチが右サイドの“緊急スイッチ”です。このスイッチを押すことで上書きされないロック映像として保存されます。画角は十分な広さを発揮する水平120度で、周辺の歪みが少なめ。GPS機能は非搭載。

 

【その4】カロッツェリア/VREC-DZ500

実売価格2万3140円

従来モデルに比べて100分の1以下での光量でも撮影できる「ナイトサイト」を搭載。これによって、従来ならほとんど識別できないような暗い場所でもクルマの細部まで鮮明に撮影できます。カメラ部は車内撮影用にも使える回転式を採用。駐車監視機能は最大90分まで動作できる750mAhの大容量バッテリーを内蔵しています。モニターはウインドウと並行して備わるため、モニタリングとしての視認性はイマイチ。そこでWi-Fi機能が役立ちます。フレームレートは27.5fpsで、LED信号の点滅周期には同期しない設計。GPS機能付き。

 

【その5】カーメイト/DC5000 d’Action 360 S

実売価格6万5800円

全天球録画用センサー400万画素とは別に、フロント録画用200万画素の2つのセンサーを搭載。360度カメラでありながら高解像度かつ高画質な正面画像を記録可能としています。撮影範囲は前方と左右、車内を撮影できる上に、衝撃を検知すると車内をLEDによって照射するため車上荒らしにも効果的です。一方で360度撮影するものの、後方撮影では車内を撮影するのが精一杯。特にルーフが長いミニバンなどでの後方撮影は難しいと思われます。液晶モニターは備えていないため、撮影映像を再生するには対応スマホ連携が必須。GPS機能付き。

 

ただ、コンパクト化を優先したドライブレコーダーや、アプリ上でしか見られない360度型ドライブレコーダーではモニターレスとなることもあり、その場合は映像を見るまでに手間がかかるという弱点はあります。さらにWi-Fi接続の方法がよくわからないという人の場合、それもハンデとなるかも知れませんね。それでもドライブレコーダー本体には記録はされていますので、そのあたりは安心していいです。また、最近はスマホを持って運転するとそれだけで検挙される可能性がありますので、スマホと連携させる際の取り扱いには十分気を付けて下さい。

 

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