アタックZEROは蛍光増白剤フリーで微香性
まずはアタックZEROの基本情報をチェックしましょう。アタックZEROの液性は中性で蛍光増白剤は入っておらず、生成りや淡色系の衣類の洗濯にも使えます。酵素が配合されているので、しつこい汚れには浸け置き洗いが有効ですね。
液の色は淡いブルーで、香りは「清々しいリーフィブリーズの香り(微香)」と明記されています。現在愛用しているアタックNeo抗菌EX Wパワーは「リフレッシュアクア」という清涼感のあるフローラルオゾン調の香りですが、こちらのリーフィブリーズは樹木を感じさせる香りで、入浴剤によくある「森の香り」に近いと思いました。
最近では仕上げに柔軟剤を使う人も多く、洗剤自体の香りは微香性になりつつあるので、アタックZEROで実際に洗ったあとどれくらい香りが残るのか気になるところです。
実際にアタックZEROで洗ってみた
さっそくアタックZEROで洗濯をしてみましょう。今回は自前のタテ型洗濯機を使うので、ドラム式専用タイプではないノーマルタイプを選択しました。洗濯はぬるま湯による通常コース(洗濯8分、すすぎ2回、脱水9分)で、漂白剤や柔軟剤は使わずアタックZEROのみで洗い上げます。
製品には誤噴射防止のためのストッパーがついているので、使用前にこのストッパーを外します。アタックZEROのワンハンドプッシュボトルは、一般的なスプレーボトルのようにトリガーを引くものとは異なり、消火器のように上の部分を押して洗剤を噴射する仕組みになっています。そのため、誤って上に物を落としたりボトルが落下したりしてしまうと誤噴射してしまう可能性がありそうなので、個人的にはストッパーを捨てずに付けておき、使うたびに都度取り外すようにした方がいいかなと思いました。
洗濯機にぬるま湯を溜め、洗濯物を入れたあとにアタックZEROを直接洗濯層に投入します。ハンドルの上部を握るように持ち、軽く押すと「ビューッ」と勢いよく洗剤が飛び出します。しっかり噴射口を洗濯層内に向けていないと、洗濯層をはみ出してしまいかねませんのでご注意を。
アタックZEROの噴射口は液ダレしにくい設計になっているそうですが、使ってみると洗剤が少し噴射口に残ってしまいました。ボトルを軽く振って洗剤をしっかり切るか、タオルやティッシュなどで拭き取るようにした方がよいかもしれません。
使用量は、1プッシュが約5gで、5プッシュで従来のキャップ1杯分となります。水量に対する使用量自体は、現行のアタックNeo抗菌EX Wパワーと同じです。
最後の脱水まで終わったら洗濯ハンガーに干して、除湿機を置いた室内で乾かします。このとき、香りの強い洗剤や柔軟剤を使っていると室内中に香りが充満してしまうのですが、アタックZEROはかなり香りが抑えられていると感じました。完全に乾ききったあとはさらに香りが薄まっており、洗濯物を手に取って直接鼻を押し当てないと香りがわからないレベル。無臭とまではいきませんが、微香性の洗剤を求めている方や柔軟剤の香りだけを楽しみたい方にオススメできそうです。
乾いた衣類の部屋干し臭はありませんでしたが、ニオイ落ちについては従来のアタックNeo抗菌EX Wパワーが優秀だっただけに、若干劣るかな……という印象。ニオイをしっかり落としたいときは漂白剤をプラスするといいかもしれません。
肝心の汚れ落ちのほうは……普通に洗っただけでは判定しにくかったので、次はわざと汚したシャツを使って汚れ落ちテストを実施してみたいと思います。
●汚れ落ちテストの結果はこちらをチェック!!
→【2019年版】春の新洗剤を全部使って試してみた! 花王「アタックZERO&ハミング リンネ」編