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2016/4/21 13:21

中級クラスがコスパ最強狙い目ゾーン! 「キヤノン EOS 80D」レビュー

オリンピックイヤーである今年は、フラッグシップ機だけでなく、ミドルクラスにも注目モデルが登場。キヤノンのEOS 80Dは前モデルEOS 70DからAFなどが着実に進化しています。プロカメラマン・吉森信哉さんのインプレッションとともに紹介しましょう。

 

AF 性能や露出精度などがアップして手軽に高画質が楽しめる中級機

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キヤノン

EOS 80D

実売価格18万1620円(18-135㎜レンズキット)

独自の像面位相差AFの採用などで好評の70Dをブラッシュアップし、AFや露出精度などを進化させた中級機。画素数は2020万画素から2420万画素にアップしています。動画フレームレートも30pから60pに向上。

 

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キットレンズは高速で静かなEF-S18-135㎜F3.5-5.6 IS USM。使いやすい7.5倍ズームです。

 

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各画素が像面位相差センサーとしても機能する「デュアルピクセルCMOS AF」に対応。ライブビュー時もAFが高速です。

 

私がCHECKしました

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カメラマン 吉森信哉さん

風景や寺社などの撮影がライフワーク。様々なメディアでカメラのレビュアーとしても活躍しています。

 

測距点が45点に増えて暗い場所でも合いやすい

「70Dは測距点が19点ですが、45点に増加。画面の広い範囲でピント合わせが行え、中央1点はEV-3の低輝度に対応。薄暗い場所でもピントが合います」(吉森さん)

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測距点が増えてAFの範囲が拡大。動く被写体にも合いやすいです。

 

肌の色などを自動検知して最適な明るさで撮れる

「測光にRGBセンサーを採用。肌の色などを検出し、最適な明るさで撮影できます。水銀灯下で連写したときなどに色が変わるフリッカー低減機能も備えています」(吉森さん)

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フリッカーレス撮影設定画面。水銀灯下でも安定した色で撮れます。

 

タイムラプスやHDR動画撮影などが楽しめる

「フルHD動画が30pから60pとなり、より滑らかな動画撮影が行えます。タイムラプス動画撮影や、ダイナミックレンジの広いHDR動画撮影も可能です」(吉森さん)

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フルHDでのタイムラプス動画撮影に対応。撮影回数は最大3600回となっています。

 

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作例写真(β機によるもの)。「オールクロス45点の自動選択AFで、接近する列車を撮影。AFが高速かつ的確に追従し、7コマ/秒連写で軽やかに撮れました。作動音も静かで快適でした」(吉森さん)

 

【SPEC】

ファインダー:光学式

連写:7コマ/秒

ISO感度:100~25600

動画:フルHD/60p

撮像素子:22.3×14.9㎜2420万画素CMOS

マウント:キヤノンEF

液晶:3型104万ドットタッチ

サイズ/質量(ボディ):約W139×H105.2×D78.5㎜/約730g

 

【URL】

キヤノン http://canon.jp/

EOS 80D  http://cweb.canon.jp/eos/lineup/80d/