家電
2018/2/19 19:30

「出窓に置ける電気ケトル」があったとは!「見せ家電時代」の申し子、プリンセスの小粋なケトルをサクっとレビュー

筆者はオシャレという言葉にはほど遠いオヤジ記者。10年前にマイホームを手に入れたときには、優雅な休日を過ごすことを夢見て、妻と一緒にオシャレ雑貨をアレコレ買い漁ったものです。結果、統一感がなく、ただモノが溢れただけの家になってしまいました……(泣)。

 

そんななか、最近は妙にオシャレに目覚めた大学生の娘が、休日に紅茶を飲みたがる……というわけで、ここだけでもオシャレにしたい! と思い立ち、電気ケトルをプリンセスの「Kettle Stainless Steel Deluxe(ケトル ステンレス スティール デラックス)」(実売価格6350円)に変えてみました。プリンセスといえば、スタイリッシュなデザインでじわじわと人気になってきているオランダのブランド。電気ケトルは白、赤、黒の3色を展開しており、今回は白を選んでみました。

 

片手でフタが開くので水を入れる動作もスムーズ

↑サイズ/質量:W200×H200×D135mm(取っ手・電源ベース含む)/約820g
↑サイズ/質量:W200×H200×D135mm(取っ手・電源ベース含む)/約820g

 

まずは、ケトルの機能のほうを見ていきましょう。まず、容量は1.0リットル。コーヒー1杯分の150ccなら約70秒で沸騰します。取っ手上部の開閉ボタンを押せばフタが開く仕組みで、片手でフタを開け、もう一方の手で蛇口をひねって水を入れるという一連の動作もスムーズにできます。ケトル本体をベースに乗せ、取っ手の下のスイッチを押し下げれば赤いランプが付いて加熱スタート。沸騰すると自動的にスイッチが跳ね上がって電源が切れる仕組み。空焚き防止機能も搭載しています。

↑取っ手上部の開閉ボタンを押せば蓋が開きます。写真奥が電源につながるベース
↑取っ手上部の開閉ボタンを押せばフタが開きます。写真奥が電源につながる電源ベース

 

↑水量ゲージは取っ手の内側にあるため少々見づらいです
↑水量ゲージは取っ手の内側にあるため少々見づらいです

 

↑水を入れてベースにセットしたら取っ手の下の電源ボタンを押し下げると電源ランプが赤く光り、電源が入ります
↑水を入れてベースにセットしたら取っ手の下の電源ボタンを押し下げると電源ランプが赤く光り、電源が入ります

 

注ぎ口は曲線を描いていますが湯切れは良く、注ぎやすいです。注ぎ口の内側にはメッシュフィルターが装着されており、不純物を濾し取ってくれるのもうれしいところ。一つ注意したいのは、真空断熱構造ではないので、お湯が沸いたときにケトル本体がかなり熱くなること。沸騰直後は高熱になるので、本体を素手では触らないようにしましょう。

↑注ぎ口の曲線のカーブがやわらかい印象を与えます
↑注ぎ口のカーブがやわらかい印象を与えます

 

↑注ぎ口の内側にはメッシュフィルターを搭載。汚れたら外して水洗いできます
↑注ぎ口の内側にはメッシュフィルターを搭載。汚れたら外して水洗いできます

 

出窓に置いても違和感なくなじむデザインが見事

本機をじっくり使ってみて思ったのは、やはりデザインの力は偉大である、ということ。通常、ケトルは隠しておきたいところですが、「見せていいんだ」と、考え方がガラリと変わったのです。たとえば、リビングのダイニングテーブルに置いてみても、木目調のテーブルとうまくマッチ。シンプルでスタイリッシュなデザインがティーセットによく合いました。

20180218-s1 (3)
↑ちょうどこの日は娘の誕生日。ケーキを買ってきて、家族が好きなアップルティーを入れて家族でお祝いしました。ティーセットとの相性もぴったり

 

また、本機を出窓に置いて、スマートスピーカーのAmazon Echoとホワイト系のインテリア雑貨と並べてみたところ、違和感なくしっくりとなじんでいました。いままでは、電気ケトルのデザインが良くないというのもあって、置き場所はキッチン、またはリビングからは見えない場所に隠すものと決まっていました。その点、プリンセスのケトルはダイニングテーブルに置きっぱなしでも違和感がなく、生活の邪魔になることがありません。

↑出窓にも置いてみました。スマートスピーカーのAmazon Echoとインテリア雑貨がホワイトだったので、ケトルも白を選んでみたところ、並べてみるとしっくりなじんでいます
↑出窓に置いても違和感がありません

 

現在、クリーナーもインテリアを意識したデザインが増えるなど、生活家電もテレビやオーディオのようにリビングに置いたままでいい時代……つまり、「家電を見せる時代」になってきています。本機のように、調理家電でも置いておけるようなオシャレなモデルが増えるとうれしいですね。

20180219-s001