デジタル
2017/10/7 6:00

ついに「攻殻機動隊」の世界が実現!? 日本エイサーの一般向けMRヘッドセット「AH101」

日本エイサーは、Windows 10搭載PCで現実と仮想現実を重ね合わせる「MR」を体験できるAcer Windows Mixed Realityヘッドセット「AH101」を10月17日に発売します。実売価格は5万9180円。

 

↑Acer Windows Mixed Realityヘッドセットコンシュマーバージョン「AH101」(ヘッドセット本体+モーションコントローラー2基セット)

 

「AH101」は、同じく10月17日にマイクロソフトが提供予定のアップデート「Windows 10 Fall Creators Update」を搭載したPCに接続して使うMRヘッドセット。接続はシンプルでHDMIとUSBケーブルで接続して、プレイスペースをセットアップするだけ。内蔵された2つのセンサーがユーザーの動きを瞬時に認識し、360°に広がるスクリーンと連動して壮大な空間を映し出します。

 

↑Acer Windows Mixed Realityヘッドセットコンシュマーバージョン「AH101」(ヘッドセット本体+モーションコントローラー2基セット)
↑Acer Windows Mixed Realityヘッドセットコンシュマーバージョン「AH101」(ヘッドセット本体+モーションコントローラー2基セット)

 

コンシューマーモデルということで、セットアップも従来のMR機器に比べ圧倒的にシンプル。外部センサーを必要としないインサイドアウト方式のトラッキングシステムを採用しているので、これまでMRに必要だった部屋の工事や複雑な設定はいらなくなりました。

 

↑プラグアンドプレイで手軽に楽しめるWindows Mixed Realityの世界
↑プラグアンドプレイで手軽に楽しめるWindows Mixed Realityの世界

 

また、「6自由度(6DOF)」という高い自由度の位置トラッキングで、体と頭の細かい動きを敏感にキャッチします。付属のモーションコントローラーを使えば、よりインタラクティブな操作が可能です。内蔵する6軸加速度センサーとヘッドセットのセンサーカメラがコントローラー上のマーカーを読み取り、位置や動き、操作などがヘッドセット内の空間に反映されて、リアルな空間体験を味わえます。

 

↑6自由度=前後、左右、上下の移動、傾き、回転
↑6自由度=前後、左右、上下の移動、傾き、回転

 

2つの2.89型液晶ディスプレイは2880×1440ピクセル(単眼で1440×1440)の高解像度映像を最大90Hzのリフレッシュレートで表示。個人差のある眼幅は63㎜±8㎜の範囲で調節が可能。メガネを着けている状態でも違和感なく装着できます。サイドには3.5㎜オーディオジャックを装備しているので、ヘッドホンなどを接続すれば臨場感あふれる音響も楽しめます。ヘッドセットのバンドはダブルパッド付きで、頭に優しくフィットします。ダイヤルを回すだけでホールド感の調節も行え、質量はわずか440gと軽量で思わず装着していることを忘れるほど。バイザー部をサッと上げるだけでMRの中断ができるスマートな仕様もうれしいですね。

 

↑ヘッドセットの眼幅調整はソフトウェアで行う
↑ヘッドセットの眼幅調整はソフトウェアで行います

 

コンシューマーモデルの登場で、まるで「攻殻機動隊」のような、現実世界とデジタル世界がつながり合う未来に一気に近付いた感がありますね。「AH101」が生み出す、まったく新しい空間体験をぜひ体験してみてください。