オープンイヤーイヤホンおよび骨伝導イヤホンのトップブランドとして絶大な人気を誇るShokz(ショックス)から、注目の最新モデル「OpenFit Air 2」と「OpenRun Air 2」が登場しました。
耳を塞がないオープンイヤースタイルならではの快適な装着感はそのままに、音質・操作性・バッテリー・通話性能などあらゆる面で前モデルからの進化を果たしています。本記事では、筆者がジョギングで使用したレビューを中心に、旧モデル「OpenFit Air」「OpenRun」とのスペック比較をお届けします。


目次
スポーツするすべての人に骨伝導を
筆者はジョギングのガチ勢というほどではありません。仕事が休みの週末に家の近所をゆっくりと4kmほど走る程度で、これまではカナル型やイヤーカフ型を使っていました。
「運動中に音楽を楽しみたいなら、まずこれを選べば間違いありません」と断言できるのが「OpenRun Air 2」です。初めての骨伝導イヤホンだったので半信半疑でしたが、スポーツとの相性の良さに圧倒され、「なぜ今まで使っていなかったのか」と後悔したほどでした。騙されたと思って、ぜひ一度試してみてください。

何が素晴らしいのか。まず、装着感がほとんどありません。激しい動きや汗によるズレ、装着時の違和感が気にならなくなりました。たかが30分〜1時間のジョギングとはいえ、こうしたストレスがないのは、気分転換に走っている筆者にとって大きなメリットです。
もうひとつ良かったのが、周囲の音がきちんと耳に入ってくることです。スポーツでは音の情報が大切だというのは、真剣に取り組んだ経験がある人なら納得できるはず。公道を走るジョギングでは、車や自転車の存在に気づくためにも音情報は重要です。それに加えて、呼吸のリズムや走る足音までしっかり聞こえるのが心地よかった。最近はイヤホンをせずに走ることがなかったので、この感覚をすっかり忘れていました。
そして、骨伝導で気になっていた音質ですが、まったく文句はありません。骨伝導イヤホンの弱点とされる低音はまだ物足りなさを感じるものの、高音と中音域のクリアさには驚きました。
オールマイティーに使えるOpenFit Air 2
一方の「OpenFit Air 2」は、イヤーカフ型に近い聞こえ方です。耳にかけるスタイルなので落下の心配はありませんが、ジョギング中の感動という点では「OpenRun Air 2」に軍配が上がります。
ただし「OpenRun Air 2」はスポーツ向けのスタイルのため、日常使いのメインにするかどうかは少し迷うところ。その点「OpenFit Air 2」は、通勤・通学、仕事、趣味など幅広いシーンで使いやすく、たまにスポーツでも使いたい人にもぴったりです。

音質やマイク感度も、この価格帯としては満足のいくレベルだと思います。Shokzのマイクはやや周囲の音を拾いがちなので、指向性を高めるか、AIによるバランス調整に期待したいところです。また、ワイヤレス充電に対応していないところも残念なポイントです。
耳掛け型オープンイヤー「OpenFit Air 2」の進化点
では、「OpenFit Air 2」の前世代モデル「OpenFit Air 」からの進化点を見ていきましょう。音響システムと操作系が大きくアップデートされました。
- 11.8mm円形スピーカーを2基搭載した「Shokz Bassphere」ドライバー
音質面の核となるのが、新開発の「Shokz Bassphereドライバー」です。高感度な11.8mm円形スピーカーを左右それぞれに2基ずつ配置することで、16mmクラスの大型スピーカーに匹敵するパワフルなサウンドを実現。オープンイヤーでありながら、豊かな低音とバランスの良い中高音を鳴らし切ります。 - 誤操作を防ぐ「触覚ポイント付きボタン」へ進化
前モデル「OpenFit Air」で採用されていたタッチ操作から、指先で押す位置を把握しやすい触覚ポイントを備えたボタン操作へと変更されました。移動中や運動中でも押し間違いがなく、直感的なコントロールが可能です。 - 周囲ノイズを約96.5%低減する「AIノイズリダクション」
通話機能には先進のAIノイズリダクション技術を搭載。交差点や雑踏などの騒々しい環境下でも、周囲の環境ノイズを約96.5%(約29dBのS/N比改善)カットし、相手にクリアな声を届けます。 - 10分で約3時間再生の急速充電&IP55防塵・防水
充電ケースでわずか10分間充電するだけで約3時間の音楽再生ができる急速充電に対応。イヤホン本体はIP55等級の防塵・防滴性能、充電ケースはIP54等級を備えており、汗や急な雨でも安心して使用できます。Google Fast PairやMicrosoft Swift Pairにも対応し、デバイスとの接続もスムーズです。
【スペック比較表1】「OpenFit Air 2」vs. 「OpenFit Air」
| 比較項目 | OpenFit Air 2(新モデル) | OpenFit Air(旧モデル) |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 19,880円 | 19,880円 |
| 装着スタイル | 耳掛け型オープンイヤー | 耳掛け型オープンイヤー |
| 連続再生時間 | 8時間(充電ケース併用で36時間) | 6時間(充電ケース併用で28時間) |
| 操作方式 | 触覚ポイント付きボタン操作 | タッチ操作 |
| マイク | ノイズキャンセリング・マイク×4 | デュアルAIノイズキャンセリング・マイク |
| 急速充電 | 10分充電で約3時間再生 | 10分で2時間使用可能 |
| 防塵・防水性能 | イヤホン本体:IP55 / 充電ケース:IP54 | イヤホン本体:IP54 |
| 重量(片方のイヤホンのみ) | 7.2g | 8.7g |
| ペアリング | Bluetooth 6.1 | Bluetooth 5.2 |
スポーツ向け骨伝導「OpenRun Air 2」の進化点
次に「OpenRun Air 2」の「OpenRun」からの進化点を見てみましょう。
- 「PremiumPitch 3.0」による進化した骨伝導サウンド
オールメタル製のデュアルコイル・デュアルリード構造を採用した進化した骨伝導ドライバー「PremiumPitch 3.0」を搭載。骨伝導特有の低音の弱さを克服し、深みのある低音と滑らかな中音域、クリアな高音域を実現しています。 - 再生時間が25%向上した10時間バッテリー&5分急速充電
前モデル比でバッテリー駆動時間が25%延長され、最大10時間の連続再生が可能になりました。さらに急速充電性能も強化され、わずか5分の充電で最大2時間の再生が可能です。 - 水で丸洗いできるIP67防水・防塵性能
IP67等級の高い防水・防塵性能を備えており、激しい運動による汗や雨天時のトレーニングにも対応。使用後は水でさっと洗い流せるため、いつでも清潔に保てます(※水泳や水中での使用には非対応)。 - クリアな通話機能&専用アプリでのEQカスタマイズ
人の声をクリアに保ちながら周囲の騒音を低減するAIノイズキャンセリング技術を搭載し、従来のOpenRunと比較して通話時のS/N比や反響音低減が向上しています。また、専用アプリを活用することで4種類のプリセットEQと2種類のカスタムEQモードから好みの音質に調整可能です。
【スペック比較表2】「OpenRun Air 2」vs.「OpenRun」
定番骨伝導モデル「OpenRun」と新世代モデル「OpenRun Air 2」の主要スペック比較は以下の通りです。
| 比較項目 | OpenRun Air 2(新モデル) | OpenRun(定番モデル) |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 19,880円 | 17,880円 |
| 伝達方式 | 骨伝導(進化した骨伝導ドライバー) | 骨伝導 |
| 音響技術 | PremiumPitch 3.0 | PremiumPitch 2.0+ |
| 連続再生時間 | 10時間 | 8時間 |
| 急速充電 | 5分充電で最大2時間再生 | 10分充電で最大1.5時間再生 |
| 防塵・防水性能 | IP67(丸洗い対応、水泳不可) | IP67(丸洗い対応、水泳不可) |
| 通話機能 | AIノイズキャンセリング(S/N比向上・反響音低減) | マイク搭載 |
| EQ調整 | プリセット4種+ カスタム2種 | プリセット2種 |
| 重量 | 26.4g | 26.4g |
| ペアリング | Bluetooth 6.1 | Bluetooth 5.1 |
“初めて”を気軽に試せる2モデル
どちらの新モデルも19,880円(税込)という価格が魅力です。「OpenRun Air 2」は初めての骨伝導イヤホンとして、「OpenFit Air 2」は初めてのオープンイヤーイヤホンとして、誰にでもおすすめできます。とくに「スポーツ用だけに専用イヤホンを買うのは……」と迷っている方にこそ、「OpenRun Air 2」を一度試してみてほしいです。
Shokz公式サイト
OpenFit Air 2
OpenRun Air 2






