とにかく物忘れが激しいのだけど、これに関しては「なにかあったらすぐメモる」以上の解決策はないと思っている。なので、筆者はとにかくメモを手近に置いて、見聞きしたものはなんでも反射的に書くように習慣づけている。
例えば、オンラインミーティングをするとだいたい1時間あたりメモ用紙10枚ぐらいは消費するが、それで後から「あっ、あの件なんだっけ?」みたいなウッカリがかなり減らせるのだから、メモ帳さまさまと言えるだろう。
メモ帳は他にも、新しいペンの試し書きだったり、伝言に使ったりと便利この上ないのだが、そうやっていると新品のメモパッドを1週間〜10日ぐらいで使い切ることもある。
その辺りは消耗品だからと割り切っているが、しかしガンガン書いてガンガン捨てていると、SDGsだなんだと言われる昨今、やっぱり多少は気兼ねしてしまうのだ。
そこで、不要のプリントアウトを手早くメモ帳に転生させるため、クツワ「メモカットクリップ」を試してみることにした。

裏紙を「切る」+「束ねる」
裏紙の利用に関しては、会社それぞれのルールがあるはずだが、紙の消費削減という面で推奨しているところも多い。
家庭でも、不要になった学校のプリントなどは裏紙として積極的にメモとして再利用したいはず。
そこで問題なのが、A4の紙をメモ用紙に適した大きさに切り分けるのが面倒くさいことだ。

メモカットクリップはクツワのカッター付きクリップであり、メモ“カット”という名の通り、紙を切ってメモ用紙として使うための専用ツールだ。
使い方は簡単。まずA4用紙を半分に折って、折り目側を「メモカットクリップ」下部のスリットに挿し込む。あとは矢印の方向に紙をズズズッと引っ張るだけで、折り目からスパッと切ることができる。


機構としては、スリットに紙を通すと本体内部に備わった小さな刃が折り目に当たるので、そのまま引き切ると紙が両断できる仕組みになっている。
使い方のコツ
切るときは、刃が常に折り目に当たるように、紙をできるだけスリットの奥側に押し当てつつ引く。「ゆっくり、奥に当てつつ引く」がコツだ。


A4用紙が半分に切れたら、次は2枚重ねてまた半分に折って同様にスリットを通す。
パッケージ裏の説明書には「カットは1枚ずつ」とあるが、「ゆっくり、奥に当てつつ引く」を意識すれば、割と問題なく2枚重ねて切れるはず(クツワ公式の動画でも2枚重ねて切っている)。
ともかく、これでA4用紙が4分割(A6)されて、メモ用紙として最適サイズに切り分けられる。
最後は紙を束ねて本体のクリップに挟むと、簡易的ではあるがメモ帳として使えるというわけだ。


慣れれば1枚を4分割する所要時間は20秒ぐらいになる。わりとサクサクと量産できるし、ズズッと切れる感触が意外と楽しいので、気がつくと思った以上にメモ用紙が積み上がっているはずだ。

ちなみに、カット作業をする際に発生した紙の粉が刃の周りに詰まることがある。こうなると切れ味が落ちてしまうので、たまに本体裏側の穴に息を吹きかけて粉を飛ばすか、細い綿棒で掻き出してやるとよい。
メンテナンスというほどのものでもないが、気がついたときにやっておくのがおすすめだ。

便利な機能や使い方
マグネットとストラップ穴
クリップで束ねてメモ帳として使う際に、「ちょっと気が利いてるな」と感じたのが、本体裏面のマグネットだ。
デスクに平置きして使うスペースがないときなど、鉄板の入ったパーテーションのような磁石がくっつく面にピタッと貼り付けておくことができるのだ。
もちろん書き込むには平らな場所に置く必要はあるが、使わないときにスペースを圧迫しないのはありがたい。


封筒の開封にも
オプション的な使い方にはなるが、スリット部分の刃を使うと封筒の開封も可能だ。つまりレターオープナーの代用である。
切れ端を出すことなく封筒の口だけを開くことができるし、なによりハサミやカッターを使うよりも手っ取り早い。
慣れるとDMなどもサクッと素早く開けて確認できるので、地味に重宝する機能だ。

注意しておきたいのは、このカッター刃はあくまでもコピー用紙ぐらいの薄い紙専用ということ。厚紙やフィルムコーティングされた紙を切ると刃こぼれをしたり、刃自体が歪んでしまうこともあるので、気をつけたいところだ。
とはいえ、切れ味自体はなかなか良好で、先述した通り、コピー用紙をサクサクと切る感触はなかなか気持ち良い。
裏紙をメモ用紙化する上で最も面倒くさいのが紙のカットなので、定規やカッターマットも不要で簡単に楽しく切ることができるのは、それだけで便利なツールと言えそうだ。



