パナソニックから、4Kチューナー内蔵の全自動録画機「ディーガ」および2Kチューナー内蔵のディーガ最新モデルが登場しました。注目は通常のHDD録画に加えて、クラウドサービスに番組を保存する「クラウド録画」に対応したこと。今回は製品の発表会で概要をお聞きしたので、その様子を紹介します。
OneDriveとGoogle ドライブに録画番組を保存できる
まずはラインアップを見てみましょう。今回登場したのは全5モデルです。
4Kチューナー内蔵モデル
DMR-4X1010/容量10TB
DMR-4X410/容量4TB
2Kチューナー内蔵モデル
DMR-2X610/容量6TB
DMR-2X410/容量4TB
DMR-2X210/容量2TB


いずれのモデルもクラウドサービスへの録画に対応しています。ここで指すクラウドサービスはMicrosoft OneDriveとGoogle ドライブで、ほかのクラウドサービスには対応していません。クラウド録画にする場合は、番組予約の時点で録画先をクラウドサービスに指定する方法と、録画済みの番組をクラウドに保存する方法があります。後者の場合だと、ダビング回数を制御する「ダビング10」のうち1回にあたります。
パナソニックとしては、周辺機器などを用意することなくストレージの容量追加が容易なほか、スマホやタブレットなどのデバイスで保存した番組をストリーミング再生できる、といったメリットを挙げています。加えて、普段見返す頻度は少ないものの、ストレージの容量を空けるために削除はしたくない番組を残しておくといった活用もできます。


一方でクラウドに保存した番組をPCに保存するといったことはできません。また、ディーガ1台につき、連携できるクラウドサービスのアカウントはひとつに限られています。
今回クラウド録画に対応するため、パナソニックは業界団体との間で標準規格を成立させたとしています。放送番組に高度なセキュリティが求められるためです。このような一部制限したように見える仕様は、セキュリティに対応したものでしょう。
クラウドに録画できる番組は最大10TB分まで。また、万が一ディーガ本体が故障した際は、クラウド録画に対応したディーガを新たに用意することで、クラウドのデータを引き継ぐことができます。
「アーカイブをどう残していくか」に応える提案
パナソニックによると、レコーダー市場を取り巻く環境は「かつてないほど大きく変化している」といいます。動画配信サービスの急拡大でディスク文化からインターネット文化にシフトするとともに、ブルーレイディスクレコーダーの国内市場は減少を続け、撤退するメーカーもいます。さらに半導体の価格高騰、世界情勢の不安、円安の進展などもネガティブな要因です。
そのなかで、ポジティブな要素として推し活があるそうです。出演番組はもちろん、推しが出ているCMもファンにとっては大切な映像であり、まとめて保存できるレコーダーを愛用している人がいるとのこと。
こうした環境下で、パナソニックとして次の提案がクラウド録画だとしています。
写真や動画などはクラウド保存が一般的なのに対して、録画番組はいまでもHDDやブルーレイディスクなどの物理メディアが中心。そのなかで録画番組をどう残していくかを検討したときに、新しい選択肢として挙がったといいます。自分が録画した番組をアーカイブとして残す際に選んでいた物理メディアが減少しているなかで、アーカイブ先にクラウドを案内しているわけです。
とはいえクラウドに保存できる容量にも限界はあります。加えてたとえばGoogle ドライブの無料で使える容量(15GB)だと、大容量の録画番組をアーカイブするには適さず、有料のプランを利用するのが前提でしょう。このあたりは活用する人の工夫が試されそうです。

録画番組を編集しやすくなる新機能も
もうひとつ新機能として、録画番組のオリジナルデータを保持したまま見たいシーンを自分でまとめられる「プレイリスト機能」が搭載されました。

従来は録画番組のデータを加工するため、たとえばひとつのシーンを削除すると元に戻せませんでした。また、2つの番組をひとつにまとめる場合もオリジナルデータを残せなかったのですが、今回の新機能で自分で編集しやすくなります。



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