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2022/10/12 18:30

Pixel 7の頭脳「Tensor G2」、5nmプロセスで製造か

米グーグルが先日発表したスマートフォン「Pixel 7」シリーズに搭載されているプロセッサー「Tensor G2」が5nmプロセスで製造されているとの情報を、海外テックサイトのAndroid Authorityが報じています。

↑グーグルより

 

Tensor G2は「Pixel 6」シリーズに搭載されていた「Tensor」の後継プロセッサーで、パフォーマンスの向上や消費電力の効率化、機械学習機能の強化が施されています。これによって、「シネマティックぼかし」やワンタップでのピンぼけ写真の補正、高速な「Google アシスタント」などが利用できるようになりました。

 

Android Authorityによれば、Tensor G2は韓国サムスンの5nmプロセスを利用。一部で噂されていた、台湾TSMCやサムスンの最新の4nmプロセスの利用を否定しています。サムスンには「5LPE」とより新しい「5LPP」という2種類の5nmプロセスがありますが、このうちどちらがTensor G2に利用されているのかは不明です。

 

Tensor G2では20%の電力効率の向上、60%の機械学習処理性能の向上をうたっていますが、肝心の「Cortex-X1」コアはわずか50Hzしかスピードアップしていません。このことからも、4nmではなく5nmのプロセスの採用が予測されていました。

 

というわけで製造プロセスというスペックでは、残念ながら最先端ではない模様のTensor G2。しかしPixelシリーズはグーグルによる機械学習を活用した付加機能が特徴なので、グーグルとしても最先端のスペックはそこまで重視していないのかもしれません。

 

Source: Android Authority