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2021/4/15 19:15

今年も豊作! 「ジャパンキャンピングカーショー2021」レポート!!

新しい生活様式の手段として注目を集めるキャンピングカー。密を避ける旅行手段としてだけでなく、リモートワークの広がりで仕事場としても活用できることで注目度が高まっています。そんなキャンピングカーが集まる日本最大のイベント「ジャパンキャンピングカーショー2021」が4月2日~4日の3日間、幕張メッセにて開催されました。軽自動車ベースのモデルから高級なキャンピングトレーラーまで、筆者が気になったモデルを紹介しましょう。

 

[軽キャンパー編]

軽自動車の規格に収まるサイズで、導入費用だけでなく維持費も安く抑えられるのが魅力です。これまでは軽バンをベースとしたモデルが中心でしたが、今年のショーでは軽トラをベースに、荷台にキャビンなどを設置したモデルも目立ちました。

 

【その1】横開きポップアップルーフで広い空間

「スマイルファクトリー/オフタイムトラベラー2 ポップアップルーフ」

こちらは軽バンのスズキ「エブリイ」がベースですが、横開き式のポップアップルーフを装備しているのが特徴。軽バンベースだと、車内空間が限られるのが欠点ですが、屋根が開いて居室になるポップアップルーフで空間を拡大できるようになっています。これまでは縦開き式のポップアップルーフが主流でしたが、このタイプは足元が狭く、寝ることはできても大人が過ごすには窮屈なものでしたが、横開き式とすることで空間にゆとりを確保。オプションを装備した展示車の価格は413万27円(ポップアップルーフなしは258万7828円)です。※以下、すべて税込。

 

【その2】落ち着けそうな和風の内装

「岡モータース/ミニチュアクルーズ遍路」

同じくスズキ「エブリイ」をベースにユニークな和風の内装に仕上がっている点に注目。リアシートを倒した空間に、畳を表皮に用いたマットを敷き詰め、フラットな空間を作り出しています。サイドの棚部分にも障子を設置し、カーテンも和風の素材を使うなど、細部まで徹底した作り込み。105Ahのサブバッテリーやエアコンも標準装備し、快適性能も忘れていません。価格は259万9300円〜で、ソーラーパネルなどのオプションを装備した展示車の価格は287万8700円。

 

【その3】格安で導入できる軽トラキャンパー

「マックレー/エルミタ LIMITEDパッケージ」

最近、注目度が高まっているのが、軽トラの荷台に設置する“モバイルハウス”とも呼ばれるボックスです。DIYで自作することもできますが、こちらの「エルミタ」シリーズは完成品として購入可能。写真の「LIMITEDパッケージ」は174万9000円ですが、最も安い「SHELLパッケージ」は108万9000円で購入できます。軽トラ自体は別途用意する必要がありますが、モバイルハウスの導入は泊まれる車内空間を導入したいと考えている人にはおすすめです。

 

【その4】個性的なデザインの軽トラベースモデル

「コイズミ/かるキャンなげっと」

スズキの「キャリイ」をベースに、フォード「F-150ラプター」をイメージしたフロントフェイスキット(16万2800円)を組み込み、4インチのリフトアップをするなど大きくイメージを変えたモデル。荷台に設置されるのはキャビンではなく「DEPLOY BOX」(74万8000円)というキャンプ道具などの収納ボックスで、その上にハードシェルタイプのルーフテント(44万8800円)を装備しています。泊まれるだけでなく、アウトドアで遊べるように仕上がったこのモデルは、乗り出し価格240万円で販売されていました。

 

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