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2018/2/1 17:00

アジアNo.1スマホメーカー「OPPO」が日本上陸! かわいく撮れるカメラフォン「R11s」で“自撮り女子”を狙い撃ち

アジアNo.1シェアのスマホメーカーOPPO(オッポ)は、日本市場参入を発表し、その第1弾としてSIMフリースマホ「R11s」を2月9日よりビックカメラおよびヨドバシカメラで発売します。価格は5万7980円(税抜)。

 

世界的に高いシェアを誇る同社が、満を持して日本市場に投入する「R11s」とはどのような特徴を持つ端末なのか、じっくり紹介します。

 

そもそもOPPOって?

OPPOという名前を聞くのが初めてという人も多いことでしょう。OPPOとは、2004年に中国で設立したスマホメーカーで、2009年からは30か国におよぶグローバル展開をしており、現在はアジアNo.1、世界No.4のシェアを誇ります。

「OPPOにとって日本市場への参入は、先進的な製品で市場を作ってきた日本企業から学べる良い機会だ」と語るOPPO Japan 代表取締役 宇辰(トウ・ウシン)氏
↑「OPPOにとって日本市場への参入は、先進的な製品で市場を作ってきた日本企業から学べる良い機会だ」と語るOPPO Japan 代表取締役 宇辰(トウ・ウシン)氏

 

現在では珍しくないカメラの“ビューティーモード機能”は、2012年にOPPOが世界で最初に取り入れたとしており、自社端末を“カメラフォン”と評するほど、カメラ性能を追求しています。

 

R11sはカメラ性能の高さが1番の魅力

日本市場参入第1弾となるAndroidスマホ「R11s」の1番の特徴は、なんといってもカメラ性能の高さにあります。背面にあるメインカメラは2000万画素と1600万画素のデュアルカメラを搭載。明るい場所などの普段使いでは1600万画素のカメラを使い、夜景や暗い店内など暗所で撮影するときは2000万画素のカメラを使うように自動で切り替わる仕様になっています。

↑カラバリは、シャンパーニュ(ゴールド)、ブラック、レッドの3色展開
↑カラバリは、シャンパーニュ(ゴールド)、ブラック、レッドの3色展開

 

インカメラも2000万画素を搭載し、「AIビューティー」という美顔技術を採用しているのが特徴です。これは、被写体の性別や年齢、国籍や肌の色など個人の特徴を分析して、200万以上の肌データからもっとも良い補正をするというもの。

↑ビューティーモードで撮影。カメラ越しでも肌がきれいに撮れているのがわかる
↑ビューティーモードで撮影。カメラ越しでも肌がきれいに撮れているのがわかる

 

ビューティーモードで撮影すると、女性なら肌のトーンを明るく、シミを薄くしてきれいに見せながら目や鼻などははっきり見せ、男性では肌の色白処理を抑えてヒゲが消えないようにするなど、被写体に合った処理をします。それにより、不自然な補正がかからず、ナチュラルな自撮りが実現します。

 

自分で調整することなく、オートで自然な肌の質感できれいになるのは、自撮りをする機会が多い女性にとってうれしい機能ですね。写真に写った自分の姿を見るのが楽しくなって、自撮りが好きになりそうです。

 

発表会では、写真家の角田修一氏も登壇し、実際にR11sを使ってモデルを撮影した写真を公開しました。角田氏は、「ぼけ味がすごくきれいで、デュアルカメラによってシャープとぼけ味をうまく表現している」と評価。また、自身が飼っているハリネズミを撮影するときも、「小さいものを、暗い場所や逆光でもきれいに撮れる」と語りました。

↑「スマホというより、もはやカメラ。一眼レフにも近いという印象」と語るカメラマンの角田修一氏(右)
↑「スマホというより、もはやカメラ。一眼レフにも近いという印象」と語るカメラマンの角田修一氏(右)

 

会場でR11sを使って撮影した写真をいくつかご紹介しましょう。

↑R11sのポートレートモード(左)と通常モード(右)で撮影。ポートレートモードの方は、被写体が明るくきれいに映り、背景がボケている
↑R11sのポートレートモード(左)と通常モード(右)で撮影。ポートレートモードの方は、被写体が明るくきれいに映り、背景がボケている

 

↑通常モードで撮影。背景がぼけてチョコレートケーキを際立たせている
↑通常モードで撮影。背景がぼけてチョコレートケーキを際立たせている

 

↑ビューティーモードで撮影。肌のトーンは明るく、目ははっきりと撮れている
↑ビューティーモードで撮影。肌のトーンは明るく、目ははっきりと撮れている

 

実際にR11sのカメラを使ってみると、うれしくなるほどきれいな映りで、苦手な自撮りも楽しくなりました。自撮りをすることが多い女性に人気が出そうです。詳しくは、後日レビューで紹介したいと思います。

 

6インチ有機ELディスプレイ搭載

R11sは、6.01インチ(2160×1080ドット)の有機ELディスプレイを搭載し、ホームボタンのないフルスクリーンをコンセプトにデザインされています。背面には指紋センサーを搭載し、さらに顔認証でのロック解除にも対応します。

↑女性の手には少し大きいかなという印象だが、薄いので持ちやすい
↑女性の手には少し大きいかなという印象だが、薄いので持ちやすい

 

プロセッサは、QualcommのSnapdragon 660(2.2GHz オクタコア)で、メインメモリは4GB、内蔵ストレージが64GB。バッテリー容量は3205mAhで、OPPO独自の急速充電技術「VOOC」の搭載により、たった5分の充電で2時間の通話ができます。OSはAndroid 7.1ベースの独自OS「Color 3.2」を採用しています。

↑R11sのスペックについて語るOPPO Japan 取締役 河野 謙三氏
↑R11sのスペックについて語るOPPO Japan 取締役 河野 謙三氏

 

SIMカードはnanoSIMが2枚使える仕様で、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応。なお、防水やFelica/NFCには対応していません。

 

まだまだ日本での知名度が低いOPPO。1番の売りとなるカメラ機能がカギとなるでしょう。ポートレートモードやビューティーモードなど、人物の撮影や自撮りをするのが好きな人にはとくにオススメなので、まずは店頭でカメラ性能をチェックしてみて下さい。