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2021/5/25 15:06

Android TV搭載! 新エンジンで生まれ変わったレグザ「X8900K」「Z670K」

TVS REGZAは、Android TVを搭載した4K有機ELテレビ「X8900K」と4K液晶テレビ「Z670K」の2機種を6月下旬に発売します。

 

レグザブランドの4Kテレビでは、これまでLinuxベースのオリジナルOSを採用していましたが、今回の2モデルはGoogleが提供するAndroid TVを採用。これによりネット動画アプリなどを後から追加することが可能になるほか、操作時のレスポンス性を向上しています。なお、今後すべてのレグザがAndroid OSになるかは未定で、同社では「選択肢のひとつとしてAndroid TV搭載モデルを用意した」と説明しています。

 

初の低反射パネルを採用した4K有機EL「X8900K」

今回発表された2機種は、いずれも新映像エンジン「レグザエンジンZR I」を搭載。高画質とハイパフォーマンスを両立しており、同社では「映像エンジンとしては約5年ぶりのフルモデルチェンジ」としています。

↑フルモデルチェンジを果たした新エンジン「レグザエンジンZR I」

 

4K有機ELテレビ「X8900K」は、従来の光沢のあるクリアパネルを刷新し、レグザ初となる「低反射有機ELパネル」を採用。これにより映り込みを抑制して、明るいリビングなどでも見やすい高画質を実現しています。また、65/55型モデルには自社開発の高放熱インナーパネルを搭載しています。

↑4K有機EL「X8900K」シリーズ

 

↑X8900Kのパネル構造

 

高画質化技術として、画面上の人の肌を検知し、立体感や質感を向上させる「ナチュラル美肌トーン」技術を搭載。地デジ放送のノイズを抑制する「地デジAIビューティZR I」や、ネット動画の画質を補正する「ネット動画ビューティZR I」、周囲の明るさや色温度などをリアルタイム検出して画質を調整する「おまかせAIピクチャーZR I」なども搭載しています。

↑「ナチュラル美肌トーン」機能のイメージ

 

音質面では、ダブルのフルレンジスピーカー、ツイーター、ダブルパッシブラジエーターを密閉型スピーカーボックスに配置し、実用最大出力72Wのマルチアンプで駆動する「重低音立体音響システムXP」を搭載。立体音響技術「Dolby Atmos」に対応しており、立体的で迫力あるサウンドを楽しむことができます。

↑立体感のあるサウンドが楽しめる「重低音立体音響システムXP」

 

また、ゲームプレイ時にゲーム機の出力に合わせて自動的に最適なモードに設定する「オートゲームアジャスト」機能を搭載。有機ELレグザとしては最も低遅延な0.83ms(1080p/120Hz入力時)を実現しているほか、アップデートにより4K120p入力にも対応します(2021年秋のアップデートにて対応予定)。

 

搭載チューナー数はBS/CS 4K放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各3基。なお、タイムシフトマシン録画機能は備えていないものの、別売のタイムシフトマシンHDDを接続すれば、テレビのリモコンで操作ができるタイムシフトリンクボタンを備えています。

 

HDMI端子は4ポート装備しており、内HDMI1/2がHDMI 2.1に対応。光デジタル音声出力やHDD接続用のUSBポートなども備えています。

 

【ラインナップ概要】

シリーズ形名画面サイズ実売予想価格(税別)発売日
X8900K65X8900K65型44万円前後6月下旬
55X8900K55型28万6000円前後6月下旬
48X8900K50型23万1000円前後6月下旬

 

倍速パネルと直下型LEDバックライトの「Z670K」

4K液晶テレビ「Z670K」は、新開発の「高コントラスト倍速液晶パネル」と「スリム直下型高輝度LEDバックライト」を搭載。レグザ専用チューニングにより、明るくなめらかな映像を再現します。

↑4K液晶「Z670K」シリーズ

 

↑Z670Kのパネル構造

 

X8900Kと同様、新映像エンジン「レグザエンジンZR I」を搭載しており、「ナチュラル美肌トーン」技術や「地デジAIビューティZR I」「ネット動画ビューティZR I」「おまかせAIピクチャーZR I」などの高画質化機能により、テレビ放送もネット動画もノイズの少ないクリアな映像で楽しめます。

↑地デジ放送のノイズを抑えてクリアな画質を実現する「「地デジAIビューティZR I」のイメージ

 

音質面では、フルレンジスピーカーとツイーターを内蔵した2Wayバスレフボックススピーカーに加え、重低音バズーカとトップツイーター×4の合計9個のスピーカーで構成される「重低音立体音響システムZP」を搭載。立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応しています。

↑トップツイーターを備え、より立体感のあるサウンドを再生する「重低音立体音響システムZP」

 

搭載チューナー数はBS/CS 4K放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各3基。タイムシフトマシン録画機能は非搭載。HDMI端子は4ポート装備しており、内HDMI 1/2がHDMI 2.1に対応。光デジタル音声出力やHDD接続用のUSBポートなども備えています。

↑テレビ台は左右水平15度に角度をつけることが可能

 

【ラインナップ概要】

シリーズ形名画面サイズ実売予想価格(税別)発売日
Z670K65Z670K65型27万5000円前後6月下旬
55Z670K55型20万9000円前後6月下旬
50Z670K50型18万7000円前後6月下旬
43Z670K43型16万5000円前後6月下旬

 

Android TV搭載により、ネット動画視聴やゲーム機との親和性に重点を置いた印象のレグザX8900KとZ670Kですが、タイムシフトマシン録画を搭載したハイエンドモデルとどちらを選ぶのか悩ましいところ。4K120pにこだわるなら、新モデル2機種がオススメです。

 

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