今年も日本列島を襲う酷暑。食べて美味しいのはもちろんですが、身体を芯から冷やすことができるアイスクリームはこの時期最高のデザートです。とはいえ、食べ過ぎはカロリーも気になるうえに、物価高による値上がりはアイスクリームもご多分に漏れません。
そこでおすすめしたいのが、自家製のアイスクリーム作り。アイスクリームメーカーと言えば、冷凍庫で事前に1日以上冷やしておいたボウルの中に液体の材料を入れて、パドルで撹拌しながら冷やし固めていくという方式が一般的。ボウル自体が大きく、冷凍庫内で場所を取るという問題や、冷やし固めるまでに20~30分程度かかるうえ、特に夏場は室温の影響も受けてしまうため失敗することも少なくなく、難易度が高めのキッチン家電でもあります。
一方、今回紹介するクイジナートから5月に発売された「フローズンデザートメーカー」は、少々毛色の異なるアイスクリームメーカーです。

目次
省スペース設計が魅力! クイジナート「フローズンデザートメーカー」の特徴と使い方

定価:1万7930 円(税込)
サイズ:110×110×415mm、1.6kg
消費電力:200W
モード:アイスクリーム/シャーベット/ミックスイン/ミルクシェイク/スラッシー
付属品:デザートカップ(240ml)×3個
アイスクリームメーカーとして本製品がユニークなのは、既に冷やし固めた材料からアイスクリームやシャーベット状に仕上げていくという製法。材料を入れたデザートカップを冷凍庫にストックしておけば、食べたいと思ったときにすぐ作ることができます。出来上がりまでの時間も超スピーディーで、失敗する可能性が低い点も魅力です。
本体はハンドル部分とデザートカップ、この2つをジョイントする役割のある本体ユニットで構成されています。使わない時には、それぞれ別の場所に収納ができ、キッチンカウンターなどに置きっぱなしの場合にも合体させた状態にすることで、より縦長スリムサイズのさらに省スペースになります。

基本的な作り方はいたってシンプル。材料をカップに入れて、-18℃以下の冷凍室で24時間以上凍らせます。この際、大事なポイントは凍った際に固くなりすぎないように材料に糖分を必ず加えること。固すぎるとうまく撹拌できず、本体に負荷がかかって故障の原因につながります。


凍らせたデザートカップを冷凍庫から取り出した後は5~10分程度、材料が少しやわらかくなるまで自然解凍を行います。その後は、凍ったカップに本体ユニットをセットして、モードを選択します。
モードは5つ。ミルクや生クリームをベースとした「アイスクリーム」、ジュースなど果汁を材料のベースとする「シャーベット」、出来上がったアイスクリームにナッツなどのトッピングを混ぜ込む「ミックスイン」、バニラアイスをベースにシェイクを作る「ミルクシェイク」、凍らせたジュースからシャーベットをベースにドリンクを作る「スラッシー」から選択できます。
あとは運転ボタンを押しながら本体ハンドルを上下にゆっくり数回動かすだけ。ミキシングブレードが回転して短時間で材料を均一に攪拌し、1分程度でアイスやシャーベットが完成します。




実食レビュー!おすすめメニューとアレンジレシピ
付属のレシピブックには、定番のバニラアイスからちょっとした変わり種まで各モードごとに3つのレシピが紹介されています。そのままでも十分楽しめますが、いろいろと試しているうちに応用したレシピが浮かんできます。ここからは実際に試してみて美味しかったメニューやレシピを紹介していきます。
豆乳やアーモンドミルクの代替乳でアレンジも可能!「ヘルシーアイスクリーム」
付属のレシピには「バニラアイス」のレシピとして、「牛乳120ml・生クリーム100ml・練乳40ml・バニラエッセンス適量」が紹介されています。最初のうちはレシピどおりに試していましたが、そのうちに「材料費が結構かかるかも」「カロリーが心配」と思うようになりました。
そこで、自己流でレシピをアレンジ。例えば生クリームは動物性と植物性がありますが、どちらを使用しても問題ありませんでした。よりクリーミーでリッチなバニラアイスを楽しみたいなら動物性、カロリー控えめでさっぱりとしたジェラート寄りのバニラアイスに仕上げたいなら植物性の生クリームを使用するなど自由にアレンジできます。
また、生クリームも牛乳も脂肪分の違いによっても仕上がりが変わります。いろいろと試した結果、配分は割と適当でも大丈夫。むしろ、配分をいろいろ変えて、違いを食べ比べるのも楽しいです。牛乳の代わりに、豆乳やアーモンドミルクなどを使用したヘルシーなアイスクリームもアレンジ可能です。

さらに、糖分はレシピどおりの練乳以外にも黒蜜や液体のオリゴ糖や砂糖などいろいろ混ぜて試してみましたが、どれも問題がありませんでした。量も割と適当でも大丈夫で自分好みの甘さに仕上げていく楽しさもあります。
付属のレシピブックには、チョコレートソースとラム酒を加えた「チョコレートアイス」のレシピも紹介されています。これを応用し、抹茶パウダーやきな粉、黒ごまを混ぜてみるなど和風のアイスクリームもおいしいです。
なお、粉状の材料はブレンダーを使って混ぜ合わせると、スピーディーかつムラなく混ぜ合わせることができるため、おすすめの方法です。
フルーツ缶詰の活用が簡単&おいしい! 果汁や冷凍フルーツを使ってシャリシャリとした食感に仕上げる「フルーツシャーベット」
付属のレシピブックには、シャーベットモードのレシピとして、「オレンジシャーベット」が紹介されています。「オレンジジュース150ml・オレンジ果肉80g・ガムシロップ適量」とあります。
正直、試してみるまでは、氷に対応したブレンダーでも手っ取り早く作れるのではないか? と思っていました。しかし、実際に試してみると、ブレンダーの場合はとろみのある食感が際立つ“フローズン”に近い食感であるのに対して、シャリシャリとしたより軽い食感でまさに“シャーベット”。
シャーベットモードもいろいろアレンジすることができ、朝に作ったスムージーの残りを凍らせてリメイクしたり、冷凍フルーツを加えてみたり。個人的におすすめなのは、フルーツの缶詰の活用。最初からシロップ漬けになっているので糖分を加える必要がなく、お手軽。お気に入りは白桃の缶詰を使ったシャーベットです。

アイスクリームにナッツやクッキーなどをミックスして高級デザートに格上げ!「トッピングアイス」
ミックスインモードで、出来上がったアイスクリームにナッツやクッキーなどを混ぜ込むメニューもおすすめ。手作業でも混ぜ込むことも可能ですが、手早く作業をしないとアイスクリームが溶けてしまうため、あるとやはり便利な機能です。デザートカップに移し替えれば、市販のアイスクリームも利用できます。
レーズンなどドライフルーツを混ぜ込むレシピも美味しいです。変わり種としてはラムネも。子どものいる家庭なら自由な発想でいろいろと楽しめるでしょう。

簡単&即できて邪魔にもならず、もちろん美味しい! 完成度の高い“新感覚”のデザートメーカー
クイジナート「フローズンデザートメーカー」は、デザートカップを冷凍庫に仕込んでおけば、いつでも好きなフレーバーのアイスクリームを楽しめる一台。
特におすすめしたいのは、忙しいけれど手作りデザートを楽しみたい人や、子どもと一緒に“作る時間”を楽しみたい家庭。3カップで複数フレーバーを少量ずつ作り置きできるため、いろいろな味をちょっとずつ楽しみたい人にも適しています。
ちなみに、アイスカップの容量は約240ml。市販のアイスクリームの容量が100~200ml程度なので、約1.2〜2個分相当になります。標準で付属しているのは3つですが、別売も用意されているので、家族の人数など必要に応じて増やすことができます。
また、使用後の片付けのしやすさも優秀。本体ユニットは水洗いが可能で、デザートカップとフタは70℃の耐熱仕様で、食洗機にも対応しています。ハンドル部分は食材に触れないため、基本的にはお手入れは不要です。汚してしまった場合は、布で拭き取るだけです。
使った後の負担が少ないため、気が向いたときに気軽に楽しめます。縦型のスリムな本体で場所を取らないため、キッチンスペースが限られていてあまりモノを増やしたくない人にも向いています。
