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2023/9/21 19:30

「iPhone 15 Pro Max」はどうして光学ズームが5倍なの? Apple担当者が理由を明かした

「iPhone 15 Pro Max」で光学ズームが5倍に制限されている理由を、Apple(アップル)の担当者がフランスのニュースサイト・Numeramaに説明しています。

↑なぜ5倍?(画像提供/Apple)

 

iPhone 15 Pro Maxは望遠カメラとして「テトラプリズムレンズ」を搭載。「光線を4回連続して反射」することにより、「iPhone 15 Pro」の3倍を上回る5倍の光学ズームを実現しています。一方で、Androidのハイエンドスマートフォンを見ると、「ペリスコープレンズ」による光学10倍ズームを実現しているモデルがあるのも事実。

 

Appleのカメラソフトウェア・エンジニアリング担当副社長のJon McCormack氏によれば、iPhone 15 Pro Maxでは光学式手ぶれ補正とオートフォーカス3Dセンサーシフトモジュールが組み合わされているそう。そして、iPhone 15 Pro Maxの5倍ズームレンズは10倍ズームレンズと比べて、「信じられないほど手ぶれ補正ができている」と言います。

 

同じくインタビューに応じたiPhone製品マーケティング担当シニアディレクターのMaxime Veron氏によれば、iPhone 15 Pro Maxの望遠レンズはf/2.8というスペックを実現したとのこと。Samsung(サムスン)の「Galaxy S23 Ultra」に搭載された10倍レンズのf/4.9と比べて、暗所での撮影性能が良いそうです。

 

ズーム倍率よりも手ぶれ補正やレンズの明るさなど、実用度を重視したiPhone 15 Pro Maxの5倍ズームレンズ。製品が発売されたら、ぜひ一度手にとってその快適さを体験してみたいものです。

 

Source: Numerama via MacRumors