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2024/2/24 21:30

若月佑美、地上波連ドラ初主演作で願望かなえる「がっつり王道なラブコメ作品に巡り合えた」『セレブ男子は手に負えません』

『セレブ男子は手に負えません』はWEBTOONとの連動で、マンガ連載とともに物語が展開する新感覚のドラマ。ある大事件から立ち直るため“二度と恋はしない”と誓ったヒロインが、ひょんなことから誰もがうらやむセレブ男子たちと高級ペントハウスで共同生活をはじめ、恋模様を繰り広げるシンデレラストーリーだ。

『セレブ男子は手に負えません』若月佑美 ©ABC・DLE

 

そんなヒロイン・百瀬ひかる役を地上波連ドラ初主演となる若月佑美が演じ、個性あふれるセレブ男子役を鈴木康介、本田響矢、井手上漠、中尾暢樹という若手実力派俳優陣が体現している。

 

これまで4名のセレブ男子メンバーのインタビューをリレー形式で展開してきたTV LIFE webでは、物語も中盤を迎えた今回、主演の若月さんにインタビューを敢行。明るく天真爛漫なひかるに感じる魅力、キャスト陣との関係性や撮影時のエピソード、今後の見どころなどをお聞きしました。座長・若月さんの作品愛、そしてキャスト愛にあふれる回答の数々に注目です!

 

◆若月さんが感じる主人公・ひかるの魅力は?

物おじせず、自分の思ったことをきちんと相手に伝えられるところ。序盤での律(本田)との対峙をはじめ、セレブ男子たちに対しては若干踏み込みすぎている部分もありますが(笑)、嫌なことは嫌と伝え、自分が悪いと思えばすぐに謝れる、そんな素直なところが魅力だと思います。あと、お給料に惹かれたとはいっても、管理人という誰かを助ける仕事をしている時点で根っからいい子なのだろうなって。ヒロインというと守られるイメージが強いですが、ひかるはセレブ男子たちの心を守ることのできる存在だなと思いながら演じていました。

 

◆そんなひかるを演じる上で意識していたことは?

メークや表情を含め、普段のひかるはちょっとあか抜けない感じを意識していました。それがセレブ男子たちに囲まれて新しい価値観をもらったり、ルカ(井手上)からメークすることの楽しさを教えてもらったり、恋をすることできれいになっていくさまも表現できたらと思い、話が進むごとに自分なりに変化をつけていて。視聴者の方からすると微妙な差かもしれないのですが、そういう細かな部分も意識しながら演じています。

 

◆ひかるを演じる上で感じた難しさはありますか?

物語前半のひかるはとにかく感情の起伏が激しいんです。結婚相手が見つかって喜んでいるところから、それがロマンス詐欺だと気づきどん底に落とされて。そこから頑張って借金を返そうと立ち直ったら、今度はすごく横暴な人の下で働くことになり…。そこでシオン(鈴木)に認めてもらうべく一生懸命働いていたら他の住人たちのいろいろなハプニングに巻き込まれていき、もうジェットコースターのように感情が変わっていくので、それを表現するのが大変でした。私自身は普段どちらかいうとローな感じで生きていて、うれしいことがあっても手を上げてイェーイという感じではないので、ひとつギアを上げながら演じるというのは、苦労しながらも楽しかった点ではあります。

 

◆監督やスタッフの方から、演じるに当たってオーダーなどはあったのでしょうか。

このドラマはラブコメですが、コメディの部分を強く出していきたいと。普段、何かに驚いた時のリアクションがレベル3とすると、ひかるを演じている時はレベル10まで振り切ってほしい、などとお話を頂きました。監督さんからラブストーリーとコメディのバランス感を都度細かく伝えていただけて、いいセッションができたのでお芝居はやりやすかったです。あと、このせりふはどういう感情なのだろうと悩むような時も、監督さんが私と同じ気持ちになってひと言ひと言考えてくださって。皆さん息の合う方々だったのでやっていて面白かったですし、物作りってこういうことなんだと実感することができました。

 

◆今夜5話の放送を迎えますが、物語の前半においてお気に入りのシーンは?

たくさんあるのですが、4話でひかるが筑前煮を作った晩ご飯のシーンでしょうか。それまで律とぶつかる場面がたびたびありながら、やっとしっかり向き合えた。そのきっかけが筑前煮というのが印象深かったです。ただ、新たな問題がどんどん出てくるので、今後誰にフォーカスが当たっていくのかというのも楽しみにしていただきたいです。

 

◆毎話登場するお料理のシーンはご自身で調理されているとお聞きしました。

はい、そうなんです。完成品はフードコーディネーターさんに作っていただいているのですが、調理行程の撮影は全て私がやっています。監督さんがお料理好きで、手元がきれいに見えるように教えていただくなど、貴重な経験になりました。

 

◆これまで印象に残っている料理や食材はありますか?

1話に登場したもんじゃ焼きに使ったオマール海老です。そもそもオマール海老に触れること自体が初めてだった上、まさかの生きているものをさばくことになって。でも、セレブな生活を送っている舌の肥えた方に提供する料理と考えると、高級食材ということに加えて新鮮さも重要だと思うので、そういうリアルさの追求に感心しましたし、ちょっと怖かったですが…すごく面白い体験ができました。

 

◆若月さん発案でキャスト皆さんで焼き肉に行くなど、和気あいあいとしているイメージですが、今振り返られて現場の雰囲気はいかがでしたか?

ずっとしゃべっていた印象です(笑)。みんな本当に明るくて楽しい人たちで、私はそれをほほ笑ましく見ていることが多かったのですが、懐かしい気持ちにもなりました。(自分の)年齢が上がっていくと若い子たちを一歩引いて見たり、話を聞いてあげるとか、そういう立場になっていくと思うのですが、今回は一緒にふざけて楽しむこともできて。なんだか男子校に来たような気分を味わっていました(笑)。すごく楽しい時間を過ごさせてもらって、本当に感謝しています。

 

◆セレブ男子メンバーと過ごして感じたそれぞれの印象は?

鈴木君と響矢君の2人は以前にも共演していて、もともとすごく仲がいいんです。鈴木君にイジられまくって響矢君が怒る…みたいな図をよく見かけましたね(笑)。鈴木君は気が使えて、真面目で誠実でありながら、少年の心も忘れない人。撮影の裏では“こんなシオンは嫌だ”みたいなネタや律のモノマネをしてくれたり…(笑)。シオンとは真逆の人です。そして、響矢君はみんなの弟キャラでありつつ、実は一番みんなのことを見ている視野の広い人。時にふざけたりもするのですが、いつもみんなの空気を読んでくれていました。

 

漠ちゃんは本当に大人な人です。年齢は若いですが、どんなことも受け入れて、誰の価値観も否定しない。それはお芝居でもそうで、監督が言ったことをスッと自分の中に入れてすぐに出すことができるといいますか。パワフルで、いろいろな流行に詳しく教えてくれて、なにより漠ちゃんがいるだけで現場が盛り上がるんです。漠ちゃんの引っ張っていく力にはいつも助けられていました。

 

中尾君は、ある日漠ちゃんが「うちのパパに似ている」と言い出して、そこから私の中でも何だかお父さんのように感じていました(笑)。実際に中尾君が男性陣の中では一番年上なのですが、ムードメーカーを担いつつも何か選択を迫られるような時はビシッと一番に決めてくれたり、すごく頼れる存在です。

 

◆そんなセレブ男子メンバー皆さんが若月さんの座長ぶりを絶賛されていました。何かご自身で意識していたことはありますか?

私こそみんなに助けられていました。私は何もできないので、最初から無理に何かをしようとしないようにと思っていたんです。最初のころにみんなとやった決起集会も、普段の私は人を誘えないタイプなのですが、みんなが「ご飯に行きたい」と言ってくれたのもあり、120%の勇気を出して言い出せたといいますか(笑)。それからも「ひかるちゃんやりづらくないですか?」とみんなが気を使ってくれ、いい現場の空気感を作ってくれて…。みんなに座長にしてもらっていました。

 

◆皆さんの距離感を縮めたムードメーカー的存在は?

漠ちゃんと中尾君の親子コンビです(笑)。漠ちゃんは場を明るくする天才で、監督に対しても「オッケー、そういうことね!」みたいな感じなんです。中尾君も最終的には顔を見るだけで笑ってしまうといいますか、もう本当に面白い方で…(笑)。そんな中尾君を鈴木君が次第に尊敬し始めて、中尾君が「やめたほうがいいよ」と止めていたりもしました(笑)。

 

◆若月さんが視聴者だったら、どのセレブ男子が“推し”になりそうですか?

みんなともこの話をしたことがあるのですが、それぞれが自身のキャラクターを知りすぎている分、みんな「嫌だ」って言うんです(笑)。私は、最初に台本を読んだ時点ではお医者さんで、優しくて落ち着いている彰人(中尾)がいいなと思ったのですが、面白いもので、傲慢なシオンも鈴木君が演じることで脚本以上に何倍もすてきなキャラクターになり、この人になら惹かれるなと思えて。律は情緒不安定で、何を考えているか分からなくて怖いなと思っていたのですが、響矢君が演じることで律を助けてあげたいって思えるような人物像に仕上がっていたり。ルカもミステリアスですが実は誰より人を包む力があって、ルカがいなかったらみんなバラバラになっていたんじゃないかなと思えるくらい、実は一番魅力がある人。そういう部分は漠ちゃんが演じるからこそより輝きが増していましたし、真面目な彰人も中尾君が演じることでくすっと笑えるような面白いキャラクターになっていて…本当に迷っちゃいますね(笑)。でも、服装だけだと律が好きです! 4人の中では一番ゆるいスタイルなのですが、あの雰囲気が好きですね。

 

◆若月さんがこの作品に感じる魅力は?

最近、王道のラブコメドラマが少なくなってきている気がしているんです。刑事ものや医療もの、伏線が張り巡らされた社会派ドラマなどが多い印象で、私も楽しく拝見しているのですが、私の青春時代は『花より男子』や『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』『ウォーターボーイズ』などを夢中で見ていたので、またそういう王道のラブコメを見たいなと思っていて。私自身もいつか出演できたらと思っていた中でがっつり王道なラブコメ作品に巡り合えました。放送は深夜ちょっと遅い時間ではありますが、幅広い世代の方に楽しんでいただけるドラマだと思います。

 

◆最後に、5話以降の見どころをお願いします。

5話では彰人にフォーカスが当たり、彼のバックボーンや女性に対するトラウマが見えてきます。女性が苦手ながら彰人が頼ったのもひかるという女性で、そんな2人が今後どうなっていくのかぜひ注目していただきたいです。また、今後ひかるとセレブ男子たちとの間で正義のぶつかり合いのようなことが起こるのですが、どちらも正しいしどちらも間違ってはいない。そこでお互いが意見をぶつけ合った結果、大きな問題へと発展し、そこをどう乗り越えていくのか。ひかるがペントハウスに入ったときから、4人それぞれに徐々に変化が起きていたことが分かってきます。ぜひ今後も彼らの行方を見守っていただけたらと思います。

 

ANOTHER TALK

Q.若月さんの普段の生活のセレブ度は?

A.ゼロです…(笑)。というのも無趣味かつ無欲で、ファッションやアクセサリーも好きではあるのですが、絶対にここのブランドがいいというのがないんです。ご飯もおいしければどこでも何でもいいですし、どれだけ安く物を買えるかに挑むのも好きなので、料理をするのにスーパーをはしごしたりもします。

 

PROFILE

●わかつき・ゆみ…1994年6月27日生まれ。静岡県出身。O型。現在放送中のドラマ『リビングの松永さん』(カンテレ・フジテレビ系)にも出演中。

 

番組情報

『セレブ男子は手に負えません』

ABCテレビ(関西)

毎週日曜 午後11時55分~

 

テレビ朝日(関東)

毎週土曜 深夜2時30分~

※ほか地域でも放送予定

※ABCテレビの放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信あり

 

●text/片岡聡恵

 

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当選者の方には、TV LIFE公式XアカウントよりDMでお知らせいたします。

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<応募締切>

2024年2月25日(日)午後11時59分

※応募規約(https://www.tvlife.jp/present_rules)をご確認いただき、ご同意の上、ご応募ください。