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掃除機
2023/8/20 18:00

ダイソンが水拭きスティッククリーナー界に降臨! やっぱりNEXTヒット間違いなし

コロナ以前の日常がほぼ戻ったいま、気付けば2023年も後半戦に突入。この先売れるアイテムと流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。見逃し厳禁! NEXTトレンドの波に乗り遅れるな!

※こちらは「GetNavi」2023年9.10月合併号に掲載された記事を再編集したものです。

私が選びました!

家電ライター 近藤克己さん

生活家電を中心に、雑誌やウェブ媒体で執筆活動を行う。レビューや検証記事では常にユーザー目線を大切にしている。

 

コードレスクリーナーの絶対王者が「水拭き」に参入して市場が活性化!

ダイソン

Dyson V12s

Detect Slim Submarine コードレスクリーナー ダイソンストア

同社初の水拭き機能を搭載したコードレス掃除機。自動給水・吸着・かき取る技術を組み合わせたSubmarineウェットローラーヘッドにより、床を水浸しにすることなく、適量の水で水拭きができる。目に見えにくいホコリも光で可視化するFluffy Opticクリーナーヘッド、ベッドやソファなどにも最適な毛絡み防止スクリューツールなども同梱。

水拭き/吸引:ヘッド別体型

ローラー回転速度: 900回転/分

給水タンク容量:300ml

本体質量:約3.2kg

 

厄介な水拭き掃除も屈まずにラクラク行える

夏場は素足で過ごしたくなるが、フローリングの床が皮脂でベタついて不快になりがち。こまめに水拭き掃除をすればよいのだが、雑巾がけはちょっと気が重い。

 

「使い捨てフロアシートは手軽ですが、食べこぼしなどの大きな汚れは引き伸ばしてしまうだけだし、固形物には対応困難。また、ちょっと頑固な汚れは力を入れてゴシゴシ擦る必要も。一方スティッククリーナーなら、ローラーの回転とヘッドの重みにより、ある程度の汚れなら2~3往復できれいに取れるし、吸引するので固形物にも対応できる。面倒でうんざりする拭き掃除が、家電の力でウンとラクになります」(近藤さん)

 

2019年、ドイツの清掃機器メーカー・ケルヒャーから水拭きコードレススティッククリーナーが登場。以降、中小メーカーから同類のモデルが発売されてきたが、今年になって大手から対応機が続々とリリースされている。

 

「ヘッドを取り替えれば通常掃除と水拭きが切り替えられるダイソン、水拭きに特化することで軽量化を実現したAQUA、乾拭きできるハイアール、除菌と乾燥もできるアンカーと、百花繚乱。自分のライフスタイルに合わせて選べるようになりました」(近藤さん)

 

さらに、なんとロボット掃除機大手ロボロックまでも参入し、ますます盛り上がりそうだ。

↑5段階の捕集設計に加えHEPAフィルターを搭載。0.1ミクロンもの微細な粒子も99.99%捕らえ、浄化された空気を排出する

 

↑Submarineウェットローラーヘッド。幅いっぱいに適量の水を行き渡らせ、回転するたびに床を水拭きしながら、汚れをかき取る

 

↑今年4月新登場の Fluffy Opticクリーナーヘッド。従来のクリーナーヘッドの2倍のホコリを可視化し、床面をより広く照らし出す

 

<ヒットアナリティクス>水拭きニーズへの対応が掃除機業界の新トレンドに

「水を自動供給し、汚れを拭き取って吸い上げて、汚れたローラーを自動洗浄。ホコリや髪の毛程度なら水拭きと同時に吸い取ることも可能です。今年続々新モデルが登場し、あのダイソンが参入してきたことで市場拡大に拍車がかかりそう」(近藤さん)