部品代だけで5万円増? 次期iPhone 18 Pro Maxを襲う“メモリ高騰”の異常事態

ink_pen 2026/7/17
  • X
  • Facebook
  • LINE
部品代だけで5万円増? 次期iPhone 18 Pro Maxを襲う“メモリ高騰”の異常事態
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

次期「iPhone 18 Pro Max」の部品コスト(BOM)は、現行モデルよりも約300ドル(約5万円※)も高くなり、前例のない規模になるとの試算が公表されています。

※1ドル=約162円で換算(2026年7月15日現在)

米市場調査会社のCounterpoint Researchは、iPhone 17 Pro Max(1TBモデル)の部品コストとiPhone 18 Pro Max(1TBモデル)で予想される部品コストを、コンポーネントごとの内訳付きで比較しています。

その主な原因は、ストレージ(NANDフラッシュ)のコストが大幅に上昇し、それに続いてメモリ(DRAM)のコストも同等に大きく上昇すると見込まれていることです。また、2nmプロセスのSoC(プロセッサー)や最新のパッケージング技術も、コスト増加の大きな要因になると指摘されています。

実際、Counterpointの試算によると、iPhone 18 Pro MaxのNANDとDRAMだけで生じるコストが、現行モデルにおけるNAND、DRAM、プロセッサー、カメラ、ディスプレイ、その他の部品を含めたBOM全体の推定コストに迫る勢いだということです。

一方で、ディスプレイやその他の部品については、コストが低下すると予想されています。ただし、「新技術の採用によりカメラのコストはわずかに上昇する」とされており、これは可変絞り機構の追加が見込まれているメインカメラを指していると考えられます。

さらに、「アップルは大容量モデルで粗利益を失うことを避けるため、ストレージ容量ごとに異なる小売価格の値上げを実施する」と同レポートは予想しています。そのうえで、平均小売価格を200ドル(約3万2000円)引き上げたとしても、2026年のモデルでは利益率が引き続き縮小するとのことです。

こうした試算は米国価格に基づいており、現在の円安基調を織り込めば、日本での値上げ幅はさらに大きくなる可能性も否定できません。


Source: Counterpoint Research via: 9to5Mac

Image: Igor Omilaev/Unsplash

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で