【今日発売】数量限定の「ニッカ フロンティア ハイボール」のお味は? 「ブラックニッカ クリアハイボール」との違いを比べてみた

ink_pen 2026/7/14
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【今日発売】数量限定の「ニッカ フロンティア ハイボール」のお味は? 「ブラックニッカ クリアハイボール」との違いを比べてみた
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

近年、ハイボール缶がアツい! 2025年の市場は2021年比で約1.4倍に伸長しているほどの成長分野で、各社の新商品投入も相次いでいます。そのなかで今夏、最注目といえるのが7月14日に数量限定で発売される「ニッカ フロンティア ハイボール」でしょう。

本稿では同商品を、今春新発売された「ブラックニッカ クリアハイボール」との飲み比べもふまえて多角的にレビュー。それぞれの味わいや特徴を、深掘りレビューします。

↑左が「ニッカ フロンティア ハイボール」(希望小売価格262円)、右が「ブラックニッカ クリアハイボール」(希望小売価格196円)

ベースのフロンティアは「マッサン」の開拓者精神の表れ

ニッカ フロンティア ハイボールのベースとなる「ニッカ フロンティア」は、2024年10月1日にデビュー。この年はニッカウヰスキーの創業90周年であり、同商品にはそのフロンティアスピリットが込められています。

↑「ニッカ フロンティア」(希望小売価格2200円)

とりわけ重要なポイントは、創業者の情熱です。ジャパニーズウイスキーブームの火付け役ともいわれる朝ドラ「マッサン」は現在、再放送でも人気を博していますが、その主人公のモデルが創業者・竹鶴政孝氏。本格的なウイスキーの国内普及を夢見た竹鶴氏の、モノづくり精神がニッカ フロンティアには宿っているというわけです。

↑創業者の生家・広島の竹鶴酒造近くの「憧憬の広場」にある銅像。かたわらには「よいウヰスキーづくりにトリックはない」との謹書が

味のカギを握るのは、創業地・北海道の余市蒸溜所のヘビーピートモルト原酒。ブレンドの中核(キーモルト)として用い、ピート由来のスモーキーフレーバーを心地よく効かせています。

また、ブレンデッドウイスキーでありながらモルト原酒を51%以上も配合した贅沢な構成に加え、あえて常温でろ過する「ノンチルフィルタード」を採用。冷却ろ過しないことで香味成分を損なうことなく、豊かな香りと複雑で奥深い味わいを引き出しています。

↑ニッカ フロンティア ハイボールは本来の香味特性を生かした、原酒と炭酸水のみのピュアな設計

多くのウイスキーは、樽出し後に割り水をして40~43%程度のアルコール度数に下げるところ、ニッカ フロンティアはアルコール度数が48%と高めであることも特徴。一方ニッカ フロンティア ハイボールは割った際の香味バランスや飲みやすさを考慮して7%で設計しています。

ブラックニッカ クリアハイボールと並べてよく見ると、飲み口はニッカ フロンティア ハイボールのほうが少々広くなっていました。実際に味わいはどう違うのか、のちほど飲み比べてチェックします。

↑「ニッカ フロンティア ハイボール」のほうが広口で、より香りを楽しめる設計

70周年を迎えた「ブラックニッカ」はデザインが今春刷新

ブラックニッカ クリアハイボールは、ニッカウヰスキーが誇る商品群のなかでも、最もエントリー層向けで飲みやすい銘柄「ブラックニッカ クリア」がベース。ブラックニッカブランドは1956年の誕生から70周年を迎え、今春デザインがリニューアルされました。

↑ブランドロゴの「BLACK」が親しみやすいゴシック体になるなど、モダンにアップデート

ブラックニッカ クリアは、スモーキーさをあえて抑えたクリアな味わいが特徴。すっきりとしていて、実に飲みやすい仕上がりです。このハイボール缶ではニッカ フロンティア ハイボール同様にアルコール度数を7%に設計し、またレモンピールエキスが入っている点も見逃せません。飲み比べると、キャラクターの違いをはっきりと感じられます。

↑中身の色も、ご覧の通り違いがあります

飲み比べてわかったそれぞれの個性

ここからは、テイスティングしていきます。ニッカ フロンティア ハイボールは持ち前のスモーキーフレーバーに加え、熟成樽が醸し出すバニラ的な甘いニュアンスや、オレンジ、プルーン、ドライアップルを思わせる果実味もほんのりと感じられます。

スモーキーな香りは明らかな煙さではなく、下支えするような骨太のたくましさ。モルトの甘みや果実味と調和して、エレガントな大人の表情を演出しています。

オススメのフードペアリングは、ソーセージ、ベーコン、スモークサーモンやカキといった燻香のある料理。ハンバーガー、ビーフジャーキー、タコスといった、濃い味のアメリカンフードにもよく合うと思います。

↑リッチな味わいですが、決して重くはなくて余韻は爽快。すっきりとしたキレがあり、食中酒にもマッチします

一方のブラックニッカ クリアハイボールは、アルコールのボディ感は十分にありながらもライトでカジュアル。ゴクゴク飲みたくなるような爽やかさで、食中酒としてはより幅広い間口をもっていると感じます。

ポイントは、隠し味のレモンピールエキスでしょう。たとえるなら、紅茶にレモンを数滴加えるだけで味が引き締まるようなイメージ。酸味そのものはなくとも、後味がよりフレッシュで爽快に仕上がっています。

こちらのペアリングは、たとえば居酒屋めしでも広くマッチする万能感。コロッケ、メンチカツ、アジフライ、唐揚げといったフライ系、タレの焼鳥、煮魚、もつ煮込みなどなど。ポテトサラダや粉ものなど、マヨネーズを使いがちな料理にもよく合うと思います。

↑軽快で飲みやすく、ハイボール入門にも最適

最後に、筆者が感じた味わいのスペックを数値で表しましたので、こちらも参考に。おつまみやシーンに合わせて、ぜひこの2商品を暑気払いのお供にしてください。

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