コロナ禍で家族が自宅にいる時間が増えた家庭も多いのではないでしょうか? 家族が増えると、どうしても増加するのが調理の手間と時間。しかし、せっかく家族が家にいるから……と手伝いをお願いしても、狭い台所ではお互いぶつかったり、移動がしにくくなったりで「むしろ手伝われると邪魔!」という家庭も多いのでは。
そんななか、パナソニックから「Idobata スタイル(いどばたスタイル)」というシステムキッチンが登場。このキッチン、たとえ台所スペースが狭くても複数人が同時に快適に作業できる工夫が詰まっています。
シンクの左右に作業エリアが2つあり、2人同時に作業が可能
Idobata スタイルは今年9月に発売されたシステムキッチンで、Idobata (いどばた=井戸端)の名前の通り水場(シンク)を中心に設計されています。
複数人が同時に作業できる工夫は大きく2つあります。ひとつは独立した作業スペースが2か所あること。一般的にコンロとシンクが一列に配置された「I字型」システムキッチンは、コンロとシンクが両端にあり、その間が作業スペースとしてデザインされます。このため作業スペースは1エリアしかなく、大人が並んで作業すると肘がぶつかったり、移動時に身体がぶつかったりという問題が起きるのです。一方、今回発表されたIdobata スタイルはシンクをキッチン中心に置くことで、シンクの左右に2エリアの作業スペースを確保しています。このため、2人同時に作業をしても、お互いが邪魔になることがありません。
シンクは正方形で両側からアクセスしやすい
もうひとつの工夫がIdobata スタイルの中心となるシンクの形。「ラウンドアクセスシンク」とよばれる特徴的な正方形で、キッチンからはもちろん、対面側からも自由に蛇口にアクセスできます。ちなみに、パナソニックの標準的なカウンターキッチンは奥行きが93.3cmサイズなのですが、Idobata スタイルは奥行きが80cmに設定されているのも特徴です。奥行きが浅いので、カウンターのどちら側からでも作業しやすいのです。
Idobata スタイルというだけあり、キッチンの中心となるシンクにもさまざまな工夫がありました。まず、水栓には触らずに水が出る自動水栓を配置。手が汚れていても気にせずに吐水や止水が可能です。また、シンクはカウンターとの継ぎ目や排水口に隙間がなく、汚れが溜まりにくいうえに掃除しやすいという特徴があります。