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2021/5/4 17:00

【菅未里の自腹買い文房具】クリーム色のノートに馴染む修正テープ「クリームテープ」

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

今回は、昨今人気のクリーム色の中紙を採用しているノートのために生まれた修正テープ。

 

クリーム色のノートに馴染む修正テープ

近年、クリーム色の紙を採用したノートが流行っています。私が愛用しているノート「ロイヒトトゥルム1917」の紙もクリーム色なのですが、ひとつ困るのは、字を修正したいときです。普通の修正テープは真っ白ですから、違和感が出てしまうのです。

 

まあ、我慢すればいいのですが、やはり若干気になる。そんな私にとって、これはずっと待ち望んでいた商品でした。


プラス
ホワイパープチ〈クリームテープ〉
各300円(税別)

 

プラスの「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」。クリーム色の紙に対応した修正テープです。

 

クリーム色のノートが増えたから?

なぜ今まで、クリーム色のテープがなかったのかは理解できます。需要が少なかったからでしょう。いえ、正確に言うとゼロではなかったのですが、市場からなくなってしまいました。やはり、あまり売れなかったのかもしれません。

 

そんなクリーム色の修正テープを文房具メーカー大手のプラスが作ったのは、やはりクリーム色のノートが増えたからでしょう。ありがたい話です。

 

ちなみに、プラスからもクリーム色のノート「カ・クリエ」が発売されています。

 

白すぎずクリーム色が濃すぎず、絶妙な色合い

↑3種の色の修正テープを引き比べた

 

ただし、これは単なるクリーム色の修正テープではありません。とても優秀な修正テープです。

 

上が白いテープ、真ん中がクリームテープ、下がロルバーン専用修正テープ。クリーム色の紙に使うと、この通り。修正跡が目立ちませんよね。

【関連記事】「ロルバーン専用修正テープ」もピックアップ。“文具ソムリエール”菅未里が振り返る2020年に自腹買いしたベスト文房具5選

 

テープ幅も充実

↑押しながらテープを繰り出せる「リバースモード」も健在だ

 

そもそも、私はクリーム色に限らず、この「ホワイパープチ」のシリーズをずっと推してきました。

 

それは、修正した上から筆記するときにペン先が引っかからない「薄さらテープ」や、通常の逆方向に押しながらテープを引き出せる「リバースモード」も搭載しているから。要するに、非常に使いやすいのです。

 

「ホワイパープチ〈クリームテープ〉」にも、この「薄さらテープ」に通常の逆方向に押せる「リバースモード」と、ホワイパープチの使いやすさは、しっかり引き継がれています。

 

↑上から、2.5mm、4mm、5mm、6mmの4種類展開

 

さらに、テープ幅が充実しているのもいいですね。最大6mmから、最極細の2.5mmまで4種類用意してあります。

 

罫線の幅からマイナス1mmが対応するテープ幅と考えればいいので、例えば4mm幅は5mm間隔のドット方眼に対応するなど、さまざまなノートに対応できます。また、極細の2.5mmは、ピンポイント消し用に活躍します。

 

クリーム色ノート愛用者への福音

というわけで、全国のクリーム色ノート愛用者のみなさん、おめでとうございます。ついに、思う存分修正できるときが来たのです。

 

実は、私はこれを、やはりクリーム色のシステム手帳リフィルを愛用している母親にプレゼントしたのですが、とても喜んでくれました。母親ははがき用の修正液を使っていたのですが(というのも、はがきはややクリーム色なので、はがき用修正液もクリームだから)、修正液は乾くのを待たなければいけないという弱点があったからです。

 

しかし、修正テープなら大丈夫。修正した後も、すぐにその上に書けます。いい時代になったものです。

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/