グルメ
2018/8/31 21:00

途中下車してでも寄りたい、大森に「再誕」したコスパ優秀イタリアン

都内屈指の高級住宅地・山王があるかと思えば、フラッと寄りたくなる大衆酒場が立ち並ぶ。大森駅の周辺は、さまざまな文化が共存する独特の雰囲気が魅力的。今回はそんな大森らしい、カジュアルなのに本格派なお店「ピッツェリアグリル バッコ 大森」を紹介しましょう。

 

飲みにもゴハンにも。2フロアの“二面性”が新しい!

同店のオープンは1997年。地元住民に長年愛されてきたトラットリアが、今年7月にイタリアン酒場としてリニューアルオープンしました。お店は大森駅の北口から徒歩30秒の好アクセス。テラス席を備えたガラス張りの外観は開放感たっぷり。本場を思わせるライトイエローの色使いが印象的です。

↑店舗外観

 

お店は1FとB1Fの2フロア構成。1Fはカウンター席が中心で、おつまみや小皿料理とお酒を楽しめるバールスタイルです。その一方、広々とした地下は白を基調とした明るい空間。どちらかといえばお酒よりも料理を楽しむスペースです。

↑1Fカウンター席。写っているのはイタリアオタクな店長兼ソムリエの小島正博さん

 

1Fがバールなのに、地下に降りると子ども連れのファミリー層が多いのも面白いところ。今回は大森という街の特性やニーズからするとコチラでしょう、ということで(?)1Fに寄せた形で紹介していきます。

↑本場から取り寄せたピザ窯もかなりの存在感

 

 

フード・ドリンクどちらも優秀コスパの本格派!

フードメニューはピッツァとパスタ、そして小皿料理が中心。こだわりが随所に感じられるハイレベルな料理を「本当にいいの?」というくらいの値段で味わえます。まずは前菜、おつまみ系から何品かチョイス。

↑サンダニエーレ生ハム 518円

 

高級品として知られるイタリア産生ハムが、この低価格! 店内に原木があり、そこからカットして提供されます。切り方によって生ハムは味がかなり変わるとのことで、素材にも工程にも妥協がありません。

↑カウンター席の目の前にある、大きな原木

 

↑シチリア風ナスのカポナータ 410円

ナスのトマト煮込み。ドライトマトの甘酸っぱさの中に、ほのかに香るスパイスがアクセント。

 

↑山盛りフライドポテト 626円

本格派のイタリアンながら、こういう定番つまみもあるのが、酒好きにはありがたいですね。

 

↑写真左は「ゼッポリーネ(海藻入り揚げパン)」、ワイングラスの奥は「白身魚のカルピオーネ(南蛮漬けのイタリア版)」ともに410円

 

人気のピッツァ、パスタからもイチオシをピックアップします。手作りの本格ナポリピッツァは、生地からしてこだわりが満載。これは国内で初めて国産(北海道)の小麦だけで作られたピッツァ専用の粉「江別製粉 100%HOKKAIDOピッツァ用粉」を使用。

↑ビスマルク Mサイズ1058円/Lサイズ1490円

 

これはイタリアのピッツァナポレターナSTG認定を受けた由緒正しい逸品でもあり、本場に負けないおいしさです。豊かな小麦の香りとモチモチの食感、香ばしい焼き目がたまりません。

↑カサレッチェ タコとアンチョビのトマトソース 1058円

 

他店ではなかなか味わえない、数字の「8」のような断面をしたショートパスタ「カサレッチェ」。独特の形状で、ソースによく絡みます。

 

 

ドリンクも豊富なラインナップ。「リモンチェッロサワー」や「かちわりワイン」など、イタリアン酒場らしい陣容です。

↑グラスワインは赤・白・泡それぞれ529円~。写真右は「リモンチェッロソーダ」529円

 

↑ジョッキにワインと氷を入れた「かちわりワイン」。こちらも赤・白・泡が各529円

 

ほかにも幻の黒毛和牛「尾崎牛」や、ハーブで育ったブランド鶏「華味鶏」がリーズナブルに味わえたりと、全体的なお値ごろ感はかなりのもの。アクセス、雰囲気、コスパ、どれも最高。地元の方はもちろん、沿線を利用する人なら、途中下車してでも寄ってほしいレベルのお店です!

 

 

【SHOP DATA】

ピッツェリアグリル バッコ 大森

住所:東京都大田区山王2-1-6 キャビックビル1F・B1F

アクセス:JR京浜東北線「大森」駅北口から徒歩1分

営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)/17:30~23:00(料理L.O.22:00 ドリンクL.O.22:30)

定休日:火