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2022/11/1 18:30

iPhoneとiPadを懐かしのポータブルMac「iBook G3」に変身させたビデオプロデューサー現る

今から20年以上前に発売されたiBook G3は、取っ手の付いたおしゃれな「持ち運びできるMac」として人気を集めていました(3kg以上ありましたが)。その筐体を改造してiPad用のケースに変身させるとともに、iPhone用のiBook G3風ケースを自作した猛者が現れました。

↑Image:Billy Skipper Huges/9to5Mac

 

3Dプリンターを持つビデオプロデューサーのBilly Skipper Huges氏は、「iPadをiBook G3に変身させる」ケースを制作して販売しています。これは本物のiBook G3の筐体を改造し、10.9インチiPad Airまたは11インチiPad Proを収納できるよう改造したもので、キーボードも使えるようになっています。

 

もともとはTikTok動画のためのアイディアに過ぎませんでしたが、ファンがそれを「買いたい」と欲しがったため、Huges氏の副業に変わったしだいです。

 

そのTikTokビデオは、Huges氏が彼がオレンジと白のiBook G3のケースを持って喫茶店に入店。しかしフタを開けると画面はiPadで、キーボードは最近のBluetooth対応製品に交換され、本当にMacのように使えるケースとなっている、というものです。

@skipperfilms Been waiting 20 years for this. #ibook #fyp #foryoupage #90s #LaysGoldenDuet #2000sthrowback ♬ original sound – Billy Skipper Hughes

 

その作り方は、まず本物のiBook G3を分解し、Bluetoothキーボードと3Dプリントしたパーツを取り付け。横側にはiPadに接続するためのUSB-Cポートと、キーボードやApple Watchを充電できる内蔵バッテリーに給電するためのソケットがあります。

 

販売価格は1台1000ドル、ライム色は1450ドル。かなりお値段が張りますが、すでにiBookをお持ちの方は750ドルで改造してもらえます。

 

このTikTokビデオのコメントに、iPhone用の小さなケースを作れないかと質問がありました。それを受けて、Huges氏は実際に作ってしまいました。こちらはゼロから自作されており、全体が3Dプリントしたパーツから出来ています。

@skipperfilms Replying to @unicorns.and.chickens Ok look, i dodnt expect to be inventing new things based off a single comment BUT HERE WE ARE. My #MINI #iphone #ibook build is here and #ADORABLE #fyp #foryoupage #StemDrop001 ♬ The Loneliest Time – Carly Rae Jepsen & Rufus Wainwright

 

たしかに面白いけれど、1000ドルも掛けたくないなあ……という人には、14インチ/16インチMacBook Pro用のiBook G3風スキンも25ドルで販売されています。

↑iBook G3風スキン

 

買うかどうかはさておき、さすがHuges氏はプロのビデオプロデューサーだけに、どの映像も「本当にアップルが作りそう」感にあふれていて必見でしょう。

 

Source:TikTok(1),(2) 
via:9to5Mac