アップルより先のはずが…結局Pixel 11が採用した「3nmチップ」の実力

ink_pen 2026/8/19
  • X
  • Facebook
  • LINE
アップルより先のはずが…結局Pixel 11が採用した「3nmチップ」の実力
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Googleの新型フラグシップ機「Pixel 11」シリーズに搭載されたTensor G6は、TSMCの2nmプロセスで製造される初のスマートフォン向けチップになると噂されていました。しかし、実際はそうではないことをGoogle幹部が明らかにしたと報じられています。

同社のハードウェア担当VP(副社長)であるPeng Yu-chun氏が台湾メディアのCNAに語ったところによると、Tensor G6はTSMCの3nmプロセスで製造されているとのことです。正式発表前には、Googleがアップルよりも先にTSMCの2nmプロセスを初採用するとのリーク情報もありました。

とはいえ、Tensor G6が前世代のG5から進化していないわけではありません。Googleは以下の点をアピールしています。

  • CPUのアップグレードにより、ウェブ閲覧が25%高速化、アプリの起動が15%高速化
  • TPUの演算性能が50%向上
  • 新しいオンデバイス(端末内処理)AIモデル「Gemini Nano」のサポート
  • イメージシグナルプロセッサ(ISP)のアップグレードによる、Night Sight(夜景モード)の高速化とさらなるデジタルズームの実現
  • Titan M3セキュリティチップのアップグレード

もしも2nmプロセスを採用していれば、主に電力効率の向上がもたらされていたと考えられます。歴代のPixelシリーズは電力効率やバッテリー駆動時間、発熱のしやすさについて一部ユーザーから指摘を受けており、Googleは2nmへの移行によってこれらの課題を克服すると期待されていました。

もっとも、Peng Yu-chun氏はTensor G6に「TSMCの最新・改良版3nmプロセス」を採用したと述べているため、G5に使われた「N3E」よりも世代が新しい「N3P」が使われている可能性もあります。これにより、電力効率もわずかながら改善しているかもしれません。


Source: CNA Via: 9to5Google

Image: Google

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で