ライフセーバーを目指す若者たちのある夏の姿を描いた青春映画『ウォーターガーディアンズ』が公開中。今をときめくボーイズグループのメンバーも多く、BALLISTIK BOYZの砂田将宏さんは明るい関西弁の筋肉キャラを演じている。普段から体を鍛えている砂田さんでもキツかったという撮影や、ボーイズグループのメンバー同士ならではの会話など、興味深い裏話を聞かせてくれた。

【砂田将宏さん撮り下ろし写真】
ひとりの人間として経験値がすごく上がった気がします
——バイトしながら楽しく過ごしていた若者たちが、思いがけずライフセーバーを目指す物語です。脚本を読んだときの感想はいかがでした?
砂田 本当に良い作品に出会えたと思いました。僕は『海猿』が大好きなので、人命救助をする男たちのストーリーということで共通する部分もあり、そこに若々しい青春感が加わって、こんなの誰もが好きじゃん! と(笑)。そしてライフセーバーの方たちにフォーカスを当てた作品なので、その偉大さもすごく感じました。だからこそ、最初にライフセーバーのすごさをちゃんと表現できるように頑張らないと、と思いました。脚本を読んだときからそう思っていたけど、実際に撮影してその大変さがすごくわかりました。僕は海が大好きで、昔から家族や友だちと遊びに行く場所だったけど、ライフセーバーの皆さんがいるからこそ安心して遊べて、楽しい思い出が作れると今作を経験して感じました。
――今作で演じた相良雄登は、筋肉キャラで関西弁の明るいキャラクターです。砂田さんから見た雄登の印象は?
砂田 普段の僕のまんまですね。一緒に海の家でバイトしているメンバーの中では兄貴肌でムードメーカー。グループ活動しているときの僕もそういう立ち位置が多かったりするので。ただ関西弁キャラだけど、僕は13歳までしか大阪に住んでいなかったんです。それからアメリカに留学して、そのまま東京に住んだので普段あまり関西弁を話さないから。
――大阪出身なのに関西弁に苦労したと。
砂田 関西弁スイッチを入れてしゃべらないといけないのが意外と大変でした。セリフは大丈夫だけど、アドリブになると標準語のイントネーションになっちゃったりして。
――関西の人がイヤがる東京の人の関西弁みたいな(笑)。
砂田 そう、関西人なのにエセ関西弁ちゃう? みたいになっちゃう(笑)。それは関西人としてやってはいけないことなので頑張りました。
――関西の皆さんはエセ関西弁に厳しそうだから。
砂田 そう、厳しいです。映画を観た友だちや親が絶対に「染まったな……」とか言ってくると思ったので、その期間は普段から関西弁でしゃべるようにしました。
――意外な苦労話が(笑)。実際にライフセーバーの訓練も受けられたそうですね。
砂田 はい。講習も受けました。マジできつかったです。僕は泳ぐのが得意だけど、海は波の高さも日によって違うし、普通に泳ぎに行くのとはまた違いますからね。人命救助となるとスピードが命だし、いろんなアイテムを身に付けている。そして人を助けて泳ぐとなると、2人、3人で泳ぐことになるので、普通に泳いでいるときより3倍、5倍は疲れました。めちゃくちゃ大変でしたね。

――どんな講習を受けられたのですか?
砂田 まず溺れている人を発見したときの掛け声から始まって、そこから溺れている人にどんなアプローチをして、どうやって救助するか。ライフセーバーがするべきことを最初から最後まで教えてもらって、さらに人工呼吸や怪我した人の包帯の巻き方や、三角巾で固定する方法など、細かいところまで教わりました。なので、役のためではありますが、ひとりの人間として経験値がすごく上がった気がします。
――泳ぎも得意で、普段から体を鍛えているのにキツイって相当ですね。
砂田 本当に! 本編に実際にユースとして活動している高校生の子たちが参加してくださっているのですが、レースをやっても全然勝てませんでした。僕も運動神経は良い方だと思いますし、体力にも自信があるのに、勝てないということはやはりすごいんだなと。僕らとはまた違う方法で体力と筋肉を普段から鍛えているんだろうなって思いました。
――砂浜を全力で走ったり筋トレしたりと、肉体的にキツそうなシーンもたくさんありました。
砂田 夏、海、太陽、筋肉みたいな(笑)、LDH所属の僕にとっては持ってこいの作品とキャラクターでしたが、終日撮影しているとジムに行けないじゃないですか。なので、撮影でトレーニングできているみたいな感覚になって、それが僕にとっては救いでしたね。撮影の合間に近くの坂を見つけて走りに行っている僕を見て、(小泉)光咲たちはおかしいんじゃないかと思っていたらしいです(笑)。
――ただでさえキツイ撮影なのにと(笑)。
砂田 でもそれぐらい自分を追い込んでトレーニングできる環境を見つけたかったんです。大変でしたけど、僕は筋トレに関してはすごくドMになるので。ジムの筋トレシーンも、他の人が撮っている間に、僕はガチでトレーニングしていました。
――この撮影を通して、ライフセーバーのイメージは変わりましたか?
砂田 すごく変わりました。もともと憧れていたし、かっこいいと思っていたんです。海を守っているって。さらに講習を受けて、ライフセーバーになるまでの過酷な訓練や練習の道のりをほんの少しですが、経験させてもらったので、たどり着く人たちのすごさを感じました。それによって、憧れが増しましたし、今年も撮影で海に行きましたが、ライフセーバーの人たちを見ると、かっこいいなぁってより輝いて見えました。

事務所やグループが違うと、こんなにも伝え方ややり方が違うんだって
――主演の森愁斗さんをはじめ、海の家「ハレル家」の皆さんとは仲良くなりました?
砂田 なりました。光咲は以前共演したことがあったし、愁斗はグループ同士で共演したり、プライベートでご飯に行ったりしたことがあって、もともと仲が良かったんです。こう仲が良い人がひとりふたりいると、みんなで盛り上がれるんですよね。(小西)詠斗は初めましてでしたが、初日からずっと友だちだったんじゃないかというぐらい、一気に壁がなくなって。(長野)蒼大はすごくかわいいので、マスコットキャラクターみたいでした(笑)。シーンとしてもありましたが、みんなで海を見ながらアイスを食べたりして、学生時代に戻ってもう1回青春を味わえて、すごく楽しかったです。
――ボーイズグループのメンバーの方も多い現場だったと思いますが、それぞれのグループの話題とかも出ましたか?
砂田 しましたね。「振付師の方は誰にお願いしてるの?」「オレらは自分でやってるよ」とか。「ライブは誰がどういう感じで作っているの?」「事務所の中はどんな感じなの?」みたいな話をしました。LDHはダンスに特化している事務所でもあるので、ダンススタジオやレコーディングスタジオがいっぱいあるんです。ジムもあるので、「それすごくいいな」ってみんな言ってました。
――お互いの事務所も気になるんでしょうね。お話からそれぞれのグループの色や特徴みたいなものは感じました?
砂田 感じました。話していると、事務所やグループが違うと、こんなにも伝え方ややり方が違うんだってわかるんですよ。話を聞いてすごく面白かったです。
――BALLISTIK BOYZの皆さんには今作の出演については何か言われました?
砂田 撮影期間中もグループ活動はあったので、朝から海で撮影した後、都内に戻って夜スタジオに集まると、日に日に日焼けしていく僕を見て、「頑張ってんな!」って声を掛けてくれました。海好きなメンバーも多いので、仕事で海に行けてうらやましいとも。僕もそうでしたけど、こういうストーリーって男の子なら憧れるじゃないですか。いつかメンバーともこんな作品ができたらいいなって思います。
映画『ウォーターガーディアンズ』
絶賛公開中!

(STAFF&CAST)
監督・脚本:瀧川元気
出演:森愁斗(BUDDiiS)
田辺桃子 椿泰我(IMP.) 小西詠斗 砂田将宏(BALLISTIK BOYZ) 小泉光咲(原因は自分にある。) 長野蒼大(VOKSY DAYS)ほか
【映画『ウォーターガーディアンズ』よりシーン写真】
Ⓒ映画「ウォーターガーディアンズ」製作委員会
撮影/中村 功 取材・文/佐久間裕子 ヘアメイク/Aki スタイリスト/後藤泰治









