NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、約20年間にわたり黒のレザージャケットを着用して製品発表会やイベント、展示会に登場し続けています。おなじみのこのスタイルから、同氏を「革ジャン」という愛称で呼ぶファンもいるほどです。
その愛用ジャケットの1着が、サザビーズのオークションで約96万ドル(約1億5600万円※)で落札されたと報じられています。
※1ドル=約162.5円で換算(2026年7月21日現在)
このジャケットにはフアン氏のサインが入っており、2023年に台湾・台北で開催された鴻海(Foxconn)のイベントで実際に着用されたものです。ブランドはTom Ford(トム フォード)で、同氏が普段から好んで着ている黒い革ジャンと同系統のモデルとなります。
オークションでは計65件の入札があり、45人のコレクターが激しい争奪戦を繰り広げたとのことです。約96万ドルという落札額は、事前予想の4万〜6万ドルや、ジャケットの新品小売価格(約1万ドル弱)を大幅に上回る結果となりました。
サザビーズは「今回のオークションへの反響は、私たちの最も高い期待さえも上回るものでした」との声明を発表しています。なお、この売却益はイノベーションの推進を目的とする非営利団体「Edge Institute」を支援する慈善活動に充てられるとのことです。
フアン氏はこれまでも、自身の「創業者の制服」についてたびたびジョークを交えて語ってきました。2016年のRedditでのやり取りでは自らを「レザージャケットを着ている男」と表現し、2023年のポッドキャストでは「妻と娘が自分の服を選んでいる」と明かしていました。
米CNBCは今回の高額落札について、「AIブームのアーティファクト(記念品)にコレクターが大金を投じ始めている兆候」と分析しています。Appleの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏ゆかりの品が高額で取引される現象は有名ですが、その波がNVIDIAをはじめとするAI業界のキーパーソンにも及び始めているのかもしれません。
