素手でバキッ。新型Pixel 11 Pro Fold、安全性は高まるも逆曲げに散る

ink_pen 2026/8/26
  • X
  • Facebook
  • LINE
素手でバキッ。新型Pixel 11 Pro Fold、安全性は高まるも逆曲げに散る
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Googleの新型折りたたみスマートフォン「Pixel 11 Pro Fold」が、YouTubeチャンネル『JerryRigEverything』のザック・ネルソン氏による恒例の耐久テストに挑みました。先代モデルよりは良好な結果となったものの、依然として改善すべき点が残されているようです。

まず、ディスプレイの耐久性を試す傷テストでは、外側ディスプレイはモース硬度レベル6でほぼ傷が付かず、レベル7で深い傷が入る結果となりました。一般的なスマートフォンでは硬度6から傷がつき始めるため、セラミックカバーによる保護が有効に機能しているようです。

その一方、Googleが「複合ガラス繊維」とうたう背面パネルは、実態としては強固なプラスチックに近い質感であり、ナイフで削ると傷が付いてしまいます。

最大の試練となるのが逆曲げテストです。歴代のPixel Foldシリーズは逆方向に折り曲げられると破損する傾向にあり、特に先代のPixel 10 Pro Foldはバッテリーが発火する結末となりました。テストを実施したネルソン氏も「この10年間、あらゆるスマートフォンを同じ条件でテストしてきたが、実際に発火したのはこれが初めてだ」と驚きをあらわにしていました。

今回のPixel 11 Pro Foldも逆曲げテストではあっけなく破損してしまいました。工具を使わず、素手で力を加えただけにもかかわらず、外側ディスプレイのパネルは外れ、背面パネルも簡単に浮き上がっています。

とはいえ、今回はバッテリーが発火することはなく、背面パネル自体も割れませんでした。プラスチックに近い質感ながらも割れずに残ったことで、複合ガラス繊維のタフさが証明された形です。

最新モデルでは外側ディスプレイの耐傷性やバッテリーの安全性に改善が見られるものの、逆方向への折り曲げに対する構造的な脆弱性は依然として残っているようです。次期モデルではフレーム構造の根本的な強化が期待されます。


Source: JerryRigEverything/YouTube

Via: 9to5Google

Image: JerryRigEverything/YouTube

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で