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2020/12/11 20:30

ボールペンにも“インク沼”!? 2020年のボールペントレンドを象徴する色にこだわった2選

全色をトレンドのカラーブラックで統一した「ボールサインiD」

もうひとつ紹介したいのが、サクラクレパスの「ボールサインiD」である。

カラーラインナップは6色。なんと、全色をいま流行のカラーブラック(一見すると黒に見えるような、濃いダークカラー)で揃えたという、なかなかピーキーなシリーズだ。

サクラクレパス
ボールサインiD
ライトグレー軸(0.4mm)/ダークグレー軸(0.5mm)
各200円(税別)

 

色名もすべて「○○ブラック」で統一しているこだわりようで、いわゆるダークカラー系とは一線を画す黒さである。

 

書いてみてもほぼ黒。よくよく見ると、ほんのり色が入ってるかな……? という濃さ。正直、あまりに黒すぎて、並べて見ないとどれがどの色なのか、すぐには判断できないほどだ。

 

さすがはキャッチコピーで「6色の黒 誕生」と謳うだけあって、ガチ黒。

↑写真に撮ると色味が分かりやすいが、目視だともっと黒に近く感じる。落ち着きのある渋色揃いだ

 

カラーブラックの面白さのひとつに、ビジネスシーンでの使いやすさが挙げられる。やっぱり仕事で使う書類やノートにカラフルなインクで書き込みをしていると、周囲や上司に「なに不真面目なことやってんだ」という目で見られる可能性もなくはない。

 

対してカラーブラックなら、わかる人だけがわかるという、大人の秘密の遊びとして成立するのだ。

↑ツルンとシンプルなルックスは、まさに最近のトレンド。ただし、素材的に滑りやすくグリップ感が薄いので、手汗をかく人は握りづらいかもしれない

 

外見はとてもシンプル。六角形と丸形を組み合わせたような独特の軸に、ノックノブ兼用の金属クリップと色表示パーツのみ。刻印も最小限で、他に装飾らしきものは一切ないのだから、徹底している。

 

「ユニボールワン」とも共通することだが、この極端なまでのシンプルさも、令和のボールペンデザインの流行のひとつと言えるだろう。

 

 

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