グルメ
2017/3/24 20:30

国内唯一のハンバーガー評論家・松原好秀も大絶賛! 日本初の“ワイルドアウト屋”こと両国の「shake tree」

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」 「shake tree」(両国)

 

LAのハンバーガーショップの日本初上陸に沸く首都東京。だが国内勢も負けてはいない。その筆頭に私はこの「シェイクツリー」を挙げたい。

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バンズの代わりにパティ2枚の肉づくし!

同店は両国と錦糸町の間、どちらからも10分は歩く不便な場所にあるにも関わらず、平日の昼から行列ができるという驚異の人気店である。店主木村さんは上野の「T.G.I. FRIDAY’S」に4年、人形町「BROZERS’」に5年勤めたベテラン。フライデーズで出会ったフレアバーテンダーのシュンさんらとともに2011年、日本初の「Burger & Bar」を始めた。

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同店のバーガーはとにかくアイデアが面白い。奇抜でありながら、でも王道たるハンバーガーの基本をきっちり押さえて外さないところがポイントだ。バーガーメニューは全14品。ハンドチョップしたUSビーフのステーキ肉をミンチでつないだ120グラムパティと、江東区の名店「三好屋」特製バンズの組み合わせ。どちらもやわらかく口に入って食べやすい。甘さを抑えたBBQソースが間に入り、総じて大人な落ち着きを感じさせるバーガーだ。

↑「ベーコンチーズ」(1300 円)。焼き込まずにやわらかなベーコンと、とろっとろに溶けたチェダーチーズのコンビネーション。絡むBBQソースは甘さ抑え目でビターな味わい
↑「ベーコンチーズ」(1300 円)。焼き込まずにやわらかなベーコンと、とろっとろに溶けたチェダーチーズのコンビネーション。絡むBBQソースは甘さ抑え目でビターな味わい

 

60グラムパティで作ったスライダー(ミニバーガー)をドボンとソースに漬けて(dunk)食べる「ダンカーズ」は画期的アイデアメニューだ。漬けて食べるというその食べ方自体が斬新でワクワクと楽しい。

↑酒のつまみに恰好のフィンガーフード「ダンカーズ(Dunkers)」1000円。スライダーは2個セット。ソースはトマトとクリームの2種類から選択
↑酒のつまみに恰好のフィンガーフード「ダンカーズ(Dunkers)」1000円。スライダーは2個セット。ソースはトマトとクリームの2種類から選択

 

そして、バンズの代わりにパティ2枚で具材を挟んだヒット作「ワイルドアウト」。そのゴツゴツとした見た目! チョップした粗い肉片が口の中でザクザクとほぐれてゆく感じがたまらない。いまや注文の半分がこのワイルドアウト。ハンバーガー屋・シェイクツリーは日本初の「ワイルドアウト屋」として目下空前の大ブレイク中だ。

↑大人気の「ワイルドアウト」(1450円)は上下パティ2枚で240グラムの肉塊。こぼれる肉汁もビーフの出汁がよく出ていて美味!
↑大人気の「ワイルドアウト」(1450円)は上下パティ2枚で240グラムの肉塊。こぼれる肉汁もビーフの出汁がよく出ていて美味!

 

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― shop data ―

所在地:東京都墨田区亀沢3-13-6

アクセス:都営大江戸線 両国駅歩10分、JR・東京メトロ 錦糸町駅歩10分

オープン:2011年11月12日

営業時間:平日 11:00~15:00(LO14:30)、 17:00~21:00(LO20:30) 土曜日 11:00~21:00(LO20:30) 日・祝 11:00~17:00(LO16:30)

定休日: 月曜日(祝日営業、翌火曜休。要確認)

 

写真/松原好秀