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2022/5/5 12:00

スマホストレージが2倍速く! サムスンが「UFS 4.0フラッシュ」を量産へ

↑サムスンより

 

韓国サムスンは従来より2倍高速なストレージ規格「UFS 4.0」のフラッシュメモリを、今年の第3四半期(7月〜9月)に量産開始すると発表しました。

 

UFSとは「ユニバーサルフラッシュストレージ(Universal Flash Storage)」の略で、主にスマートフォンやデジタルカメラ、家電などに利用されています。現在一番新しい規格は「UFS 3.1」で、レーンあたり1450MB/s、最大総帯域幅は2900MB/sというスペックを実現。「Galaxy S22シリーズ」などの、ハイエンドスマートフォンにて採用されています。

 


一方で今回のUFS 4.0では、レーンあたりの速度が2900MB/sへと2倍に向上。これにより、5G通信によってダウンロードされた大容量ファイルや、ますます高度になる車載デバイス、さらにはARやVRといった拡張現実/仮想現実での応用が期待されています。

 

サムスンのUFS 4.0によるフラッシュストレージでは独自コントローラーの採用により、最大4200MB/sのシーケンシャルリードと最大2800MB/sのシーケンシャルライトを実現しています。さらに、電力効率も46%向上。モジュールサイズは11 x 13 x 1mmで、最大1TBの容量がラインナップされています。

 

日進月歩で進化するフラッシュメモリ技術ですが、このUFS 4.0を搭載したスマートフォンでは、さらなる「サクサク」な動作が期待できそうです。

 

Source: サムスン / Twitter via Engadget