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2019/6/29 18:30

あえて今チョイスしたい! 90年代ミュージシャンが愛した「キックス(スニーカー)」5選

古くはRUN DMC、最近ではカニエ・ウェストらに代表されるように、ミュージシャンとファッション、そしてスニーカーの関係って深いですよね。中でも今回は現在のトレンドでもある「90年代」にスポットを当て、メジャーなものからそうでないものまで、時代を彩ったミュージシャンたちと彼らが愛用したスニーカーを振り返ります。

 

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[01]

ヒップホップミュージシャンに愛された1足

ユーイングアスレチックス

ユーイング ローグ × クリスクロス

実売価格1万8360円

ニューヨーク・ニックスの名センター、パトリック・ユーイングは、1989年にアディダスとの契約を放棄し、自身のブランド「ユーイングアスレチックス」を設立。1990年代前半には、スヌープ・ドギー・ドッグやRUN DMCらヒップホップミュージシャンが愛用しました。とりわけ本モデルを愛用していたのが、アトランタ出身のデュオ、クリスクロスです。1992年にリリースされ、全米で400万枚を売り上げたアルバム「Totally Krossed Out」のジャケットでは、ダボダボのジーンズとベースボールシャツを後ろ前に着た二人が、色違いの「ローグ」をコーディネートしたことで注目を集めたのです。

 

 

 

[02]

ジャミロクワイがヘビーローテーション


アディダス

ガゼル× ジャミロクワイ

実売価格7980円

アディダスの数ある定番の中でも「ガゼル」は、1991年に豊富なカラーバリエーションで復刻されると、オアシスのギャラガー兄弟、ビースティボーイズ、マドンナ、ケイト・モスといった90年代を象徴する面々に愛されました。とりわけジャミロクワイことジェイ・ケイは頻繁にこのシューズを着用。1996年発売のシングル「Virtual Insanity」のPVでも「ガッツレー」を履いています。ちなみにアルバム「A FUNK ODYSSEY」のジャケットでは、アディダス「オレゴン」を着用していました。ちなみに同モデルは英語読みで「ガゼル」、ドイツ語読みだと「ガッツレー」となり、愛好家の間でもガゼル派とガッツレー派に分かれているようです。

 

 

 

[03]

2PACの大ファンだったヒル本人がプレゼント

フィラ

グラントヒル2 × 2PAC

実売価格1万5120円

1995年のNBA新人王、グラント・ヒル(当時デトロイト・ピストンズ)のシグニチャーモデル第二弾。2PACことトゥパク・シャクールが、1996年に発売したアルバム「All Eyez On Me」に封入されたブックレットにて着用したことで、ストリートでの人気に火が付きました。実はこのシューズ、2PACの大ファンだったヒル本人が、面識のなかった2PACに、共通の知人を通して発売前のサンプルをプレゼントしたという逸話が残っています。

 

 

 

[04]

NYのミュージシャンが着用し人気が加速

プーマ

プーマスウェード クラシック × ビースティボーイズ

実売価格6990円

70年代の名バスケ選手ウォルト・フレイジャー(ニューヨーク・ニックス)のシグニチャーモデル「クライド」として誕生した「プーマスウェード」。90年代に、ユニオン、ステューシーNYCチャプトといったNYのセレクトショップがその魅力を再発見すると、ビースティボーイズ、ディゲブル・プラネッツといったNY出身のミュージシャンたちもこぞって着用するようになりました。90年代終盤には、ハイテクスニーカーブームの反動から注目され、日本でも人気モデルの地位を確立しました。

 

 

 

[05]

あのハマーをブランドの「顔」に起用!

ブリティッシュナイツ

ブリティッシュナイツ × MCハマー

実売価格1万2980円

1983年にニューヨークで誕生した「ブリティッシュナイツ」は、「他人とちょっと違ったシューズを履きたい」という都市部の若者の気持ちをとらえ急成長。ナイキ、リーボックといった大手ブランドとの差別化を狙い、1990年にブランドの顔として起用したのが、当時人気絶頂だったラッパーのM.C.ハマーでした。ハマーはCMで「Your Mother wears NIKE!(おまえの母ちゃんナイキ履いてるぞ)」と叫び、「みんなが履いていないブランド」を選ぶように訴えたのです。のちにNBAの新人王、デリック・コールマン(当時ニュージャージー・ネッツ)とも契約し、スポーツ分野にも進出しました。

 

協力:楽天市場