アウトドア
2023/9/2 10:30

焚火専用のイスって何? 2023年上半期に売れた注目のアウトドアグッズ4選

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「アウトドア編」から、Jackery 「ポータブル電源」、DOD「アツイッス」と「タキビチェア」、TOKYO CRAFTS「焚き火台マクライト」を紹介しよう。ヒットの秘密を解説してくれるのは、アウトドアライターの澄田直子さんだ。

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が解説します

アウトドアライター 澄田直子さん
キャンプ歴17年。ブームでキャンプ場の予約がとれず、ギアを眺めてストレスを解消する日々。

 

【ポータブル電源】

防災と節電意識の高まりで累計台数300万台を突破

Jackery
Jackery ポータブル電源 1500 Pro(単品)
19万9800円
2023年1月発売

ホットプレートやドライヤーなど、高出力の家電が使用できる大容量ポータブル電源。Proシリーズは充電速度が大幅に高速化し、コンセント充電なら約2時間でフル充電に。容量1512W、ソーラーパネル接続可能枚数は最大6枚で、防災用品としても活躍する。

 

↑高出力なのに加え、出力が安定しているためPCのディスプレイのチラつきが少なく、ワーケーションにも重宝する

 

↑太陽光で充電できるソーラーパネルがあれば災害時に心強い。高騰する電気代の対応策として活用する人も

 

【ヒットのシンソウ】

多くの人に指示される理由は安全性と出力の安定性

「アウトドア×防災アイテムとして定着したポータブル電源。Jackeryの製品は出力の安定性と安全性が評価されています。充電時間の長さがネックでしたがProの登場でかなり解消されました」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★

 

【焚き火用チェア】

焚き火のための専用のチェア!? 焚き火台史に残る名作が誕生

DOD
アツイッス
8800円
2023年4月発売

薪は横に置くものという固定観念を払拭したイス型焚き火台。薪を斜めにくべることで暖かさも増すという理にかなった構造だ。同社のスゴイッスと組み合わせて使うと、焚き火と向かい合うように座ることができる。

 

↑まるで “火と会話” しているように焚き火を楽しめる

 

【ヒットのシンソウ】

斬新なビジュアルが目を引き発売前から注文が殺到

「2023年4月1日に発表されたのでエイプリルフールネタかと思っていましたが、どうして焚き火愛にあふれたエモさ全開のアイテムでした。ソロキャンプでもこれがあれば寂しくなさそうですね(笑)」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★

 

【これもチェック!】

DOD
タキビチェア
5500円

4段階の高さと3種類の角度に調節できるポータブルチェア。火の煙を浴びにくい「焚き火スタイル」や夜空を見上げる「星空スタイル」など様々なシーンに対応する。

 

【焚き火台】

バックパックに入るコンパクト性と本格的な焚き火ができる機能性を両立

TOKYO CRAFTS
焚き火台マクライト
9980円
2022年6月一般発売開始

わずか794gの超軽量の焚き火台。収納サイズは21×40cmとバックパックに入るコンパクトな設計ながら、30〜40cmの薪もくべることができる大きな火床が魅力だ。ソロキャンプでも本格的な焚き火ができるとして好評だ。

 

↑ゴトクが付属しており、焚き火を使った調理もできる。これで1万円を切るというコスパの良さも支持を集めた要因のひとつ

 

【ヒットのシンソウ】

焚き火ブームにマッチして品切れ状態に!!

「重くてかさばるという焚き火台のネックを解消し、コンパクトながら本格的な焚き火を実現。ソロキャンパーの夢を叶える本製品は、発売初日に完売。一時は半年待ちになるほどのヒット商品となりました」

売れ行き:★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★