栄養・節約・時短を一気に実現!食べ盛り家庭を救うキッチン家電

栄養・節約・時短を一気に実現!食べ盛り家庭を救うキッチン家電
神野恵美
かみのえみ
神野恵美

ライター・編集者・家電評論家。"家電裏番長"として、世の中にあるさまざまな便利家電・ガジェットを駆使して生き延び、マザーとの二刀流もそろそろやれやれ卒業。料理、掃除、洗濯、野球、旅行、音楽、映画鑑賞などなど周りが呆れるほど趣味人間。"モノ"よりも実は"コト"優先で生きている。

食べ盛りの子どもがいる家庭にとって悩ましいのが毎日の食事の支度。旺盛な子どもの食欲に供給が追い付かず、インスタント食品やスーパーの総菜についつい頼りがちですが、物価高で外食費も食材も高騰している昨今、自炊生活を充実させてできるだけ食費をセーブしたいところでもあります。

こうした相反する要求に応えてくれるのが、あると便利な調理家電。カテゴリーの種類や製品はさまざまですが、複数の製品を組み合わせるなど、子どもの人数や年齢、ライフスタイルに合わせてうまく活用して上手に乗り切るのも1つの手です。

そこでこの記事では、子育て経験者の間で「重宝した」「助かった」という声が多い、食べ盛りの子どもの「お腹すいた!」にすぐに対応できる、頼れる調理家電のジャンルをその理由とともに解説します。

その1:調理をラクにする調理家電

電気調理鍋

材料と調味料を入れてボタンを押すだけで、自動で加熱・調理してくれるのが利点です。火を使わずに、煮る・蒸す・炊くなどの調理を行うことができ、放置していても料理を最適な状態で仕上げてくれるのが魅力です。電気で加熱するため、ガス火のような吹きこぼれや焦げ付きの心配が少ないのもメリットです。調理の手間を減らしながら、食卓も豊かにしてくれます。

電気調理鍋の中には、圧力をかけて100℃以上の高温で調理し、短時間で食材を柔らかくできる“電気圧力鍋”と、圧力をかけずに加熱し、鍋料理や煮込み、低温調理、炊飯などに向いている非圧力タイプの製品があります。一部は“スロークッカー”とも呼ばれます。

設定した時間に合わせて調理が完了する予約機能や、出来上がった料理を温かく保つ保温機能を搭載しているとより便利です。

↑シャープの「ホットクック」。初代モデルは2015年の発売で、電気調理鍋の火付け役となった“元祖”的存在。ロングセラーが成せる安定感は随一

おススメのポイント

  • 調理中につきっきりになる必要がない
  • 時短調理が可能で、栄養を逃さず仕上げられる
  • 火を使わず、安全性が高い
  • 1人暮らし向けの小容量タイプからファミリー向けの大容量タイプまでサイズが豊富にそろう

オーブンレンジ

温め・解凍の電子レンジ機能に加えて、焼く・蒸す・グリル、発酵などのオーブン機能を兼ね備えた、電子レンジ+オーブンが一体化した多機能な調理家電。温めから本格的な料理まで応用範囲が広く、料理の幅が広がります。ファミリー世帯にとってはいまや欠かせない家電ですが、機能が充実したワンランク上のモデルを選ぶと、さらにラクしておいしいお料理が楽しめます。

↑パナソニックの「BISTRO」シリーズの最上位モデル
「NE-UBS10E」。スマホ連携や“ワンボウル”メニューと呼ばれるレンジ機能を活用した時短メニューをいち早く導入。2025年モデルでは市販の冷凍フライも揚げられる“おまかせ熱風フライ”を搭載したトップランナー

おススメのポイント

  • 自動メニューが豊富で“あと1品”がすぐに作れる
  • ワンボウルで10〜15分の時短調理が可能
  • 蒸す・焼く・煮る・揚げるの多機能でバリエーションが広がる
  • 火を使わないので子どもがそばにいても安全
  • ワンボウル調理で洗い物が激減し、片付けがラク
  • 火を使うよりもキッチンが暑くならず、夏場でも快適

その2:調理の手間を省いて時短をアシストする調理家電

フードプロセッサー

モーターで刃を回転させて、食材を“刻む・混ぜる・すりおろす・こねる”といった作業をボタン1つで行えます。包丁やすり鉢では手間と時間がかかる作業が短時間で均一に仕上げられるのも利点です。仕上がりを粗め~ペースト状まで調整可能で、固形食材の下ごしらえが得意です。

↑レコルトの「コードレス カプセルカッターボンヌ」。USB充電式&コードレスの小型のフードプロセッサーで、“ちょっと使い”にも便利な手軽さから支持を集めている製品。”刻む・混ぜる・砕く・練る・つぶす・鬼おろし・おろし・泡立てる”の1台8役!

おススメのポイント

・調理時間を大幅に短縮できる

・料理の下ごしらえの手間が省ける

・素材を均一にカットしたり、混ぜたりできる

ミキサー

モーターで刃を高速回転させて、食材を細かく砕いたり、液状にしたりするための調理家電。容器に食材を入れてかくはんし、主にジュースやスムージー、スープ、ソースやドレッシングなどを作る際に使われます。スムージーやジュースは、果物や野菜を液状にして飲みやすく、スープやポタージュは、野菜をなめらかにしてクリーミーな仕上がりに。フードプロセッサーよりも液体をなめらかな状態に仕上げるのが得意で、包丁やすり鉢では時間がかかる作業が数十秒で完了します。

↑シャークの「Ninja Stealth iQ」。食材の量や硬さをかくはん開始10秒で検知し、回転速度や時間を自動で調整し、食材に応じて最適な状態に仕上げる先進的なミキサー。プロクオリティーのお料理が家庭で実現できます

おススメのポイント

・手軽に栄養豊富なスムージーやポタージュなどの飲み物や料理が作れる

・調理時間を大幅に短縮できる

・食材を均一に仕上げられる

・野菜嫌いの子にも飲みやすく仕上げられる

ハンドブレンダー

片手で持って使えるスティック状の調理家電で、ハンドミキサーと呼ばれることもあります。食材を鍋やボウルの中で直接“つぶす・混ぜる・刻む・泡立てる”などを行えます。

煮込んだ野菜を鍋の中でなめらかにスープやポタージュに仕上げたり、果物や野菜を液状化してスムージーやジュースにしたり、離乳食用に柔らかい食材をペースト状にしたりする作業を時短で行えます。アタッチメントの付け替えで生クリームの泡立てや生地の混ぜ合わせといったお菓子作りや、調味料を均一に混ぜ合わせたドレッシングやソース作りにも重宝します。フードプロセッサーやミキサーよりも手軽に使えて、洗い物も少なく済ませられます。

↑クイジナートの「コードレス充電式ハンドブレンダー」。わずか530gの軽量な本体&コードレス式の手軽さで人気。充電機能が付いた縦置きできるスタンド付きで、抜群の機動力!

おススメのポイント

・アタッチメントの交換で“つぶす・混ぜる・刻む・泡立てる”などを多機能に使える

・鍋やボウルに直接使えるため、移し替え不要で手軽、洗い物が少ない

・離乳食から幼児食まで一括調理

・野菜のみじん切りやスープ作りも簡単に

・調理の手間を減らして時短になる

・据え置き型のミキサーよりコンパクトかつ軽量で収納しやすい

その3:あるとより助かるその他の調理家電

エアフライヤー(ノンフライヤー)

ヒーター+ファンで、80~200℃の高温の熱風を循環させて食材を加熱し、油をほとんど使わずに揚げ物風の料理を作れます。ノンフライヤー、またはノンオイルフライヤーとも呼ばれることも。引き出し式で食材を入れられるバスケットタイプと、ガラス製で調理中の庫内の様子が見えるタイプなどがあります。

↑シャークの「Ninja Crispi テーブルクッカー」。ガラスコンテナ内で、下準備、味付けから調理・サーブ・保存まで完結するマルチなエアフライヤー

おススメのポイント

・火を使わず、油はねや火事のリスクが少ない

・食材自身の油や少量の油を利用して、外はカリッと中はジューシーに仕上げられる

・油をほとんど使わないため、脂質やカロリーを抑えられ、節約にもなる

・後片付けも比較的容易で手軽

・揚げ物だけでなく、焼く・温め直す・グリル・ローストなどにも対応する製品も

ホットプレート

電気で加熱した鉄板の上で、肉や野菜などを焼いたり、食卓で調理や保温を楽しめる家庭用の卓上調理家電。焼肉、お好み焼き、焼きそば、ホットケーキなど幅広いメニューが調理可能で、日常の食生活をより豊かにしてくれます。

IH加熱方式や、焼肉用の波型プレート、たこ焼き専用プレートといった料理に合わせたプレートが利用なタイプ、煮込み料理にも対応できる蓋付きの鍋が付属するタイプ、鉄板部分を取り外して丸洗いできるプレート分離タイプなど幅広い製品がラインアップしています。

↑象印の「デイリーコンパクトプレート」。深なべ、平面プレート、たこ焼きプレートの3枚のプレートが付属し、幅広い料理に対応。コンパクトでお手入れしやすい本体サイズ、収納性も評判

おススメのポイント

・キッチンで作るだけでなく食卓で調理できるため、家族や友人と一緒に楽しめる

・一度に大量調理が可能で、パーティーやイベントにも便利

・食事がイベントになることで食欲もアップする

・プレートの交換で“焼く・煮る・蒸す”など多彩な調理に対応

スープメーカー

材料を入れてボタンを押すだけで、加熱・かくはんを自動で行い、ポタージュなどの汁物を短時間で作れる調理家電。スープ以外にも豆乳、アーモンドミルクなどの植物性ミルク、スムージー、おかゆ、離乳食など幅広い料理に対応できる多機能モデルも。忙しい日常でも栄養を手軽に採り入れることができ、献立の幅も広げられます。

↑シロカの「おうちシェフ BLENDER」。ヒーター機能付きで温・冷両方に対応するブレンダー。保温や温め直しも可能で、鍋に移す手間なく1台で調理が完結。ごまや大豆などの乾燥穀物もそのまま使用でき、植物性ミルクも自作できます

おススメのポイント

・材料を刻んで入れるだけで調理の手間を減らし、献立にもう一品加えやすい

・ヒーターで食材を煮込み、火を使わず安全に調理

・ミキサーのように刃を回転させ、野菜をなめらかに仕上げる

・食材を丸ごと使えるため、栄養を逃さず摂取できる

・スープだけでなく、豆乳、甘酒、リゾット、離乳食なども作れる

ホームベーカリー

小麦粉・水・イーストなどの材料を入れてスイッチを押すだけで、家庭で焼きたてパンを楽しめます。生地作りから発酵、焼き上げまでを自動で行ってくれます。

↑シロカの「おうちベーカリー ベーシックプラス」。コンパクトながら最大1.5斤までの食パンに対応し、30種類のオートメニューを搭載。58分で食パンが焼ける“超早焼きパン”コースも

おススメのポイント

・朝食やおやつに最適な焼きたてパンを自宅で楽しめる

・生地作りや発酵の温度管理を自動で行うため、手間いらずで初心者でも失敗しにくい

・予約タイマー機能を搭載している機種なら、夜に材料をセットしておけば朝に焼きたてパンが完成

・米粉パン、全粒粉パン、フランスパンなど多彩なレシピや、ドライフルーツ入りパンなどアレンジも自在にできる

・パン以外にもピザ生地、うどん・パスタ、餅、ジャム、ヨーグルトなどを作れる機種も

調理家電は時短かつ自動調理機能などで手間を省けるほか、大容量をまかなうのをアシストしてくれたり、お料理のレパートリーも増やしたりもできます。多少先行投資が必要な製品もありますが、上手に活用すれば、長期的には時間・食費・家事負担の削減につながり、高い費用対効果が期待できます。

※本記事の内容は、掲載日時点のものです。商品や価格は予告なく変更されたり、店舗によってはお取り扱いがなかったりする場合があります。

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