音楽とじっくり向き合う時間を楽しむ! 美しいデザインモデルからBluetooth対応まで揃うレコードプレーヤー

ink_pen 2026/9/17
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音楽とじっくり向き合う時間を楽しむ!  美しいデザインモデルからBluetooth対応まで揃うレコードプレーヤー
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
GetNavi編集部

1999年創刊。「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる月刊の新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを中心に、モビリティ・雑貨日用品・グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に結論を出す、がコンセプト。

音楽の趣味性を極めるなら、レコードほど取り組み甲斐のあるメディアはない。そこでまず、プレーヤー選びが肝要だ。本稿ではレコードに封じ込められた音楽を再生するための道具として、特選レコードプレーヤーを4機種紹介する。

【私がオススメします】
モノの魅力発掘家・前田賢紀さん


長年モノ雑誌編集者として活躍。現在は独立し、バイクや自転車、カメラ、オーディオ、コーヒーなど「男子的趣味」ジャンルを中心に日々編集に勤しんでいる。

レコードで聴きたい人が増え生産金額も増加中

オーディオ趣味に正解はない。なぜなら音の好みは人それぞれ。愛する音楽を好みの音質で鳴らすことが理想だからだ。またオーディオの趣味性を語るなら、機器と等しくメディアも重要だ。現在はサブスクで無数の音楽を手に入れられるが、遡ればトーマス・エジソンにも連なるレコードがいま熱く注目されるのは、それが姿なき音楽ファイルの世界に対して感じられる、確かな手触りだからだ。

世界的な生産金額の増加でも明らかなように“レコードで聴きたい人”が増えている。それにつれレコードプレーヤーも増えている。今回は自由時間をもち、こだわりがある“ソロ活巧者”への初レコードプレーヤーとして4台を選出した。レコードプレーヤーは設置や取り扱いなどに、配慮が必要な部分もある。これを面倒ではなく、嬉しい手間だと捉える気構えが必要だ。美音は黒い盤の中に封じ込められているが、それを掴むには作法がいるというわけだ。“初めての”という点を考慮するならビギナーにも懐にも優しい「オーレックス」が手頃だが、オーディオは一生楽しめる趣味ゆえ“いきなり本格モデル”を狙うのも悪くない選択と言える。

昨今のアナログ盤ブームに伴い、高音質を謳うレコードの発売が続いている。さてどんなジャケットを手に、片面20分のサウンドトリップを楽しもうか?

■レコードの生産金額は右肩上がり

↑2010年にはわずか年間1億7000万円の生産金額だったが、2014年から徐々に増加。2018年には年間20億円を超え、2025年は84億4000万円と、増加の一途をたどっている。
単位:百万円 出典:一般社団法人日本レコード協会の「アナログディスク生産金額の推移」

フルマニュアルで本格的ながらビギナーでも扱いやすい

テクニクス
SL-50C
オープン価格(直販9万9000円)

名機「テクニクスSL-1200」シリーズの特徴であるダイレクトドライブ方式を搭載しながら、より暮らしになじむデザインを採用。操作はフルマニュアルで、フォノアンプを搭載し、デンマークの「オルトフォン」製MMカートリッジも標準装備している。色はナチュラルな3色がラインナップ。

SPEC ●駆動方式:ダイレクトドライブ●ターンテーブル:アルミダイカスト φ300mm●回転数:33 1/3、45、78rpm●サイズ/質量:W430×H128×D353mm/約7.1kg

↑基本はフルマニュアル操作だが、アームリフターを備えているため、レコードビギナーでも安心して針乗せ/針上げができる。
↑テラコッタブラウン、ブラック、グレーのシックな3色を展開。クリアアクリル製ダストカバー付きでホコリよけ、製品保護も万全。

【将来的なグレードアップも視野に入れたい】
「目立つカラバリ展開からデザイン寄りと思われがちですが、高剛性な筐体設計をもち将来的にカートリッジやフォノアンプを格上げするといったオーディオ的な楽しみにも応えます」(前田さん)

いまのニーズを叶えながら値ごろ感十分な人気モデル

ソニー
PS-LX5BT
オープン価格(直販4万9500円)

オリーブ色のPLAYボタンを押すだけで、再生から停止、リターンまでフルオート。Bluetooth対応、フォノアンプ搭載とニーズを叶えつつ値ごろ感も十分。黒のワントーンでインテリアにもなじむ。よりリーズナブルな兄弟機「PS-LX3BT」(4万700円)も同時に発売されている。

SPEC ●駆動方式:ベルトドライブ●ターンテーブル:アルミダイカスト Φ296mm●回転数:33 1/3、45rpm●サイズ/質量:W430×H117×D366mm/約3.6kg

↑プラッターは剛性が高く安定した回転をもたらすアルミダイキャスト製。スリップマットは密着性の高い5mm厚ラバーマットを採用。

【待望のソニー製レコードプレーヤーに期待大!】
「昨今求められる機能を網羅しつつソニーらしいハイデザインと手頃な価格を実現した点で、売れて当然の新製品。PCに接続してレコードをMP3化できる(※)など使い勝手も良好です」(前田さん)

※別途音楽録音用ソフトが必要。

バッテリー搭載でアウトドアでも楽しめる

オーレックス
AX-RP10
オープン価格(実勢1万9800円前後)

バッテリー駆動でBluetooth搭載のイマドキスペック。フルオートでこそないが、針をソフトに上げ下げできるアームリフターやオートストップ機能を搭載するなど、ビギナーでも安心して扱える仕様となっている。ジャケットを飾れるボディデザインなども嬉しい。

SPEC ●駆動方式:ベルトドライブ●ターンテーブル:アクリル製ブラッター●回転数:33 1/3、45rpm●サイズ/質量:W420×H135×D340mm/約8.4kg(ターンテーブル本体)W420×H135×D340mm/約1.1kg(制御ユニット)

↑収納バッグの付属も高ポイント。幅160×長さ300mmの小型サイズなので、リュックに入れてアウトドアレコードリスニングへGO!

【音量調節も簡単で使い勝手が良好】
「ボリューム調整機能を備え、単体では音量調整ができない有線イヤホン/ヘッドホン/スピーカーでも調整できるなど使い勝手も良好。飾るだけで気分があがるレコジャケスタンドにも注目!」(前田さん)

高密度で制振性に優れる透明アクリル素材を採用

オーディオテクニカ 
AT-LPA2
オープン価格(直販33万円)

高密度で制振性に優れる透明アクリル素材を、シャーシと回転プラッターに採用することで、際立つルックスと安定した回転を担保。またノイズ低減のために電源を別ユニットにしたり、繊細なレコード再生を実現するMCカートリッジを標準装備するなど、随所にこだわりを感じる唯一無二のレコードプレーヤーだ。

SPEC ●駆動方式:ベルトドライブ●ターンテーブル:アルミダイカスト合金 Φ109mm●回転数:33 1/3、45rpm●Bluetooth:ver.5.4●サイズ/質量:W160×H74×D300mm/約1.2kg

↑ノイズの発生源となりうる電源を別ユニット化。なおフォノアンプ非搭載ゆえ、アンプやトランスの選択にもこだわりたい。

【MCカートリッジも標準で、間違いなく買いです】
「独創的なデザイン、マニュアルを極めた操作性、高音質、そして単体で5万円程もするMCカートリッジ標準装備といったハイコスパ……。いま手元に33万円あったら買います!」(前田さん)

こだわるならコレもそろえたい

盤を針で擦るレコード再生にはホコリやゴミ、静電気がつきもの。そこで必携としたいのがオーディオテクニカの「AT6012a」(直販2090円)。クリーナーと専用液のセットで、レコード再生前にさっとひと拭きの簡単メンテを習慣づけたい。

Audio Technica(オーディオテクニカ)
¥2,200 (2026/09/11 12:35時点 | Amazon調べ)

荷重数gの針で溝を読み取るレコードの大敵は振動。そこで取り入れたいのが、オーディオテクニカのディスクスタビライザー「AT618a」(オープン価格/直販5940円)だ。レコード盤をターンテーブルに固定する「錘」効果で不要な共振を抑え、高音質を叶える。

いま、ひとりで聴くならこの新名盤

美音で甦る伝説の録音

ステレオサウンドオリジナル
ルパン三世 1977~1980
ORIGINAL SOUNDTRACK~for Audiophile~Analog Edition

1万2100円(2枚組)

アナログマスターからリマスタリングした重量盤2枚組。おなじみ「ルパン三世のテーマ」など全21曲を収録。最新のレコードにふさわしい情報量と躍動感あふれるサウンドを楽しもう!

Aco.サウンドを極める

ステレオサウンドオリジナル
Tokyo Suite
Tsutsumi Kyohei
Presents for TOMA

8800円

“J-POPの父”筒美京平がその生前にサックス奏者・苫米地義久のために書き下ろした未発表ジャズ作品の新録盤。全工程をアナログで行い、究極のアコースティックサウンドを封じ込めた1枚だ。

渾身の45回転2枚組

ウルトラアートレコード
BONHEUR(ボヌール)
1万5000円(2枚組)

ジャズシンガー情家みえが歌うジャズの名曲群を“手直し、編集なしのワンテイク”で収録した、45回転LP2枚組。著名オーディオ評論家によって設立された「ウルトラアートレコード」こだわりの1枚だ。

※「GetNavi」2026年6月号に掲載された記事を再編集したものです。
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