鉄鍋ならではの旨さ！燕三条の鋳物ホーロー鍋で炊き込みご飯を炊いてみた

炊飯器ではなく、お鍋でごはんを炊く人がいるけれど、あれっておしゃれで料理上手って感じがして素敵ですよね。でも、お鍋で炊くのってちょっと難しそうなイメージもあるし、本当においしく炊けるんだろうか？ それに、どんなお鍋を選ぶといいんだろう……。そうだ、ごはん大好き料理芸人のクック井上。さんに聞いてみよう！

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家（まいたけ）」の面々。きょうはお母さんが、鍋選びで困っているようです。

鍋でおいしくごはんを炊く方法を教えて！

お母さん「炊飯器とお鍋で炊くの、何が違うんですか？ 」

クック井上。さん「実は炊飯器の各メーカーが目指しているのって、昔ながらのかまど炊きなど“直火炊き”の味なんです。電気では直火ほどの火力が実現できず、圧力をかけたり、IHにしたりと工夫をしている。つまり直火炊きのお鍋ならば、高級炊飯器の味も出せるというわけ」

お母さん「じゃあ、どんなお鍋で炊いてもいいんですか？ おすすめの鍋を教えてください！」

クック井上。さん「おいしくごはんを炊くなら、熱伝導性の高いお鍋がいちばん！ でも、分厚い土鍋や鋳物ホーロー鍋って、重くて毎日使うには扱いづらいんですよね。僕のイチオシは、厚さ2mmという超軽量で世界最薄のホーロー鍋「UNILLOY（ユニロイ）」です」

お母さん「薄いお鍋でも、ごはんを上手に炊けるんですか？」

クック井上。さん「温まるまでに時間のかかる土鍋は、火加減のコントロールが難しいもの。ユニロイは、ほかの鋳物ホーロー鍋の倍近い速さで高温に達するうえ、保温性と密閉性があるので、火加減にピリピリしなくても上手にごはんが炊けるんです」

お母さん「火加減が難しくないなら、私でも炊けそうです。でも、炊飯器と味の違いって出るんでしょうか？」

クック井上。さん「炊き立てアツアツなら、わりとどんなごはんもおいしく感じるものですが、ユニロイで炊くと冷めたときに違いがわかるんですよ！ 冷めてもお米の甘さ、もちもち感がキープされているので、お弁当やおにぎりもおすすめ」

お母さん「なるほど！ 朝ごはんだけではなく、お父さんや子供たちのお弁当もグレードアップできるってことですね！ ちなみに炊き方にコツってありますか？」

クック井上。さん「丁寧にお米を洗うことと、好みの水加減を覚えるといいですよ。お米は乾燥するとひび割れるので、洗ってザルで水を切ったら、すぐに鍋に入れて浸水しましょう。お米と水は同量（米1合につき水180ml）を基本に、柔らかめが好きなら水大さじ１を足し、硬めが好きなら水大さじ1を引いて調整してみて」

お母さん「白いごはんもいいけれど、ほかにももっと楽しめるレシピを教えてください！」

クック井上。さん「常備品で作れる炊き込みごはんはどうかな？ 洗ったお米と一緒に水、乾燥の桜エビを入れて炊くだけ。調味料は白だしと塩だけでOK。仕上げに冷凍枝豆を混ぜれば華やかなごはんの完成！ 鋳物ホーロー鍋なら、鍋ごと卓上に置いてもかわいいし、おひつ代わりにもなりますよ。蓋を開ければ、ふわっといい香りが！」

お母さん「わぁ、簡単でおいしそうですね！ しかもちょっとおこげがついて香ばしいのもうれしいです」

クック井上。さん「特殊な蓋の構造で、素材の旨みをギュッと閉じ込めてくれるから、炊き込みごはんも得意な鍋なんです。ほかにも、白いごはんを炊いて、焼き鳥缶などの缶詰や漬物、香味野菜を混ぜる缶詰混ぜご飯も手軽でおすすめ。1粒1粒がぷりっと立っていて、お米のおいしさを実感できるはず！」

お母さん「ごはん以外にもこの鍋が得意な料理ってあるんでしょうか？ 」

クック井上。さん「じっくり火を入れる煮込みも得意ですし、効率よく熱を伝える鍋だから、揚げ物も油っぽくならずサックサク！麺や野菜も短時間で茹でられますよ。加熱時間が短く済むので、上手に使えば省エネにもつながります」

お母さん「なるほど、いろいろ使えそうですね！ ところで、使った後のお手入れはどうすればいいんですか？ 面倒だとちょっと……」

クック井上。さん「やわらかいスポンジで、普通に洗剤で洗えばOK。食器洗い乾燥機も使えます。焦げ付いちゃったら、鍋に重曹と水を入れて15分ぐらい煮立てて汚れをとって。すごく丈夫な鍋なので、アツアツのうちに冷水をかけたり、高いところから落としたりしなければ、子どもの世代まで使えますよ！」

お母さん「鋳物ホーロー鍋っておしゃれなだけじゃなくて、とても便利な鍋だったんですね。しかも普通の鍋と同じぐらい軽くて手軽に使えるユニロイなら、ごはんに料理に毎日活躍しそう！」

家にある常備品で作る「桜海老と枝豆の炊き込みごはん」

①米を洗う。ボウルに米を入れて水を注ぎ、さっとひとまわししたらすぐ水を捨てる。指を広げ、10回ぐらい混ぜる。水を注いで捨てる。これをもう1回くりかえす。水を注ぎ、水が透明だったらザルにあげて水気をきる。

②洗った米はすぐに鍋に入れ、分量の水を加えて浸水させる（夏は30分、春秋は45分、冬は1時間）。

③白だし、塩を加えてさっと混ぜる。桜海老を散らしてふたをする。中火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火で12分炊く（沸騰するまではふたを開けたままでOK）

④炊き終わって火を止めたら枝豆を加え、蓋をして15分蒸らす。濡らしたしゃもじで大きくかき混ぜてほぐす。

【材料（1合分）】
米…1合（180㎖）
水…170㎖
白だし…小さじ2
塩…ひとつまみ
桜海老（生or乾燥）…大さじ1
ゆで枝豆（冷凍）…20粒（枝豆は水に浸して解凍する）

まとめ

【商品情報】

DIDYCO
「UNILLOY(ユニロイ)キャセロール しろくま米（1kg）&お料理芸人クック井上。さんレシピブックセット」
20cm：2万4840円 ／22cm：2万7000円
新潟・燕三条の三条特殊鋳工所が製造する「UNILLOY キャセロール」に、「新潟の特別栽培米 しろくまのお米 1kg」と「お料理芸人クック井上。さん考案のレシピブック」を付属したセット。