AIをローカルで高速処理! クリエイティブ作業や仕事が劇的に変わる「Copilot+ PC」の選び方&注目モデル

ink_pen 2026/7/25
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AIをローカルで高速処理! クリエイティブ作業や仕事が劇的に変わる「Copilot+ PC」の選び方&注目モデル
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
GetNavi編集部

1999年創刊。「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる月刊の新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを中心に、モビリティ・雑貨日用品・グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に結論を出す、がコンセプト。

AIの重要度が急速に高まっているのは周知の事実。一般的にはネット接続でクラウドが必要なAI処理を、PC本体のみで行える「Copilot+PC」がいま注目されている。

AI機能の一部をクラウドなしで実行できる

いまや何にでも使われていると言っても過言ではないAIだが、利用するためには「膨大なデータ」と「複雑な処理」が必要になる。そのため、クラウドを使ってネット上の膨大なデータと高速なPCを利用する必要があるのだ。

その対応策のひとつとしては、「Copilot+PC」の使用が挙げられる。AI処理に特化したプロセッサーとして高性能なNPUを搭載することで、さまざまなAI処理をクラウドなしで実行できるようになる。

Copilot+PCでできる主な機能には、以下のようなものがある。Webカメラの映像で、視線を相手に合わせたり、顔を美しく加工したりできる「Windows スタジオ エフェクト」、文章や下描きの絵から写真のようなイラストを生成してくれる「コクリエーター」(ネット接続は必要)、多言語の動画や音声に対して日本語などの字幕を表示してくれる「ライブキャプション」などだ。

そのほか、「マイクロソフト 365」や動画・画像編集アプリの中には「Copilot+PC」を使うと高速に動作するものがある。

クリエイティブな作業の多い人には、特に導入をオススメできるPCだと言えるだろう。

Copilot+PCを理解する

▶Copilot+PCとはなにか?

AIに強いチップを内蔵し本体のみでAI処理が可能

マイクロソフトが制定した、負荷の高いAI処理に対応したPCの規格のこと。NPU(※)を搭載したAI対応PCの中でも、一定以上のスペックを満たしたPCを示す。Copilot+PCは、動画の翻訳などいくつかのAI処理を、オフラインでも実行可能だ。

※:AI処理に特化した設計のプロセッサー。Copilot+PCのようなAI対応PCは、従来のPC全体の処理を担うCPUとNPUを統合した「SoC」を内蔵している。

↑最近のWindowsマシンに配置されている「Copilot」キー。Copilot+PCでない場合にはAIアシスタントの「Copilot」が起動する。
↑Copilot+PCでなくても、Copilotはネット経由で利用可能。だが回線の混雑時には回答が遅くなることもあり、課金が必要な場合も。

▶Copilot+PCのメリットはなにか?

秘密のデータをPC外に出さずにAI処理可能

Copilot+PCの特徴は、特定のAI処理に関してはオフラインで使用できること。「インターネットが使えない、または通信速度が遅い」「絶対に外部にもらしたくない情報をAIに処理させたい」といった場合に有効だ。

1.クラウドAI利用と比較して圧倒的に速い
ネット接続ができても回線が遅いと、クラウドAIではデータの送信や結果の受信に時間がかかってしまうが、Copilot+PCはオフラインでも使えるので回線の影響はない。

2.秘匿情報をPC外に出さずにAI処理可能
処理に必要な情報をクラウドにアップロードすることで、外部に漏れる心配がある。Copilot+PCの、PC内だけで完結するアプリならばその心配が少ない。

3.ランニングコストがクラウドAIよりも低い
クラウドAIでは、サービスによっては月額料金が必要だったり、使用する回数に応じた料金が必要なこともある。Copilot+PCの標準機能は無料で使用可能。

4.オフラインでも利用できる
クラウド上のコンピューターを利用するAIは、アクセスが集中していると長く待たされることもある。自分のPC内で完結するCopilot+PCなら、そのようなことはない。

▶Copilot+PCに必要なスペックは?

高速なCPUと豊富なストレージが重要

AI機能をPC内で処理するだけなら、「NPU」があれば良い。もしくは時間がかかってよければCPUだけでも可能だ。しかしCopilot+PCは、高度なAI機能を実行できることを前提としているため、性能要件は高くなっている。

1. NPU(AI専用プロセッサー)の性能:40 TOPS 以上
AI処理をローカルで高速に実行するための最重要要件。Intel Core Ultra 200V、AMD Ryzen AI 300、Snapdragon X Elite / Plusなどが対応

2. 16GB 以上のメモリー搭載
大規模言語モデル(LLM)AIをローカル環境で動かすための最低ライン

3. 256GB 以上のストレージ搭載(SSD/UFS)
AIモデルや生成データを保存するための容量

4. 対応CPU(AI最適化プロセッサー)の搭載
Microsoftが認定した最新世代のAI対応 SoCARM(Snapdragon X)とx86(Intel/AMD)の両方が対応

Copilot+PCマシンからニーズに応じたモデルを選ぶ

CASE_1:Copilot+PCを使ってみたいというエントリー向け

ワイドなディスプレイは鮮やかな色彩とディテールを再現

デル
Dell 14 Plus
15万6371円(直販価格・基本構成モデル)

最大48TOPSのNPUを搭載。低反射で見やすいIPSディスプレイは、明るいシーンも暗いシーンも正確に描写できるDolby Vision対応。空間オーディオにも対応した4つのスピーカーを装備するなど、豊かな映像体験ができる。

SPEC ●CPU:インテル Core Ultra 7 256Vプロセッサー(8コア)●グラフィックス:インテル Arcグラフィックス●メモリー:16GB●ストレージ:1TB SSD●画面サイズ:14インチ●サイズ/質量:W314×H16.95×D226.15mm/1.55kg(最小時)

↑インテルの最新、最先端のクライアント コンピューティング エンジンを搭載。リアルタイムのマルチタスク処理も難なく行える。

CASE_2:ウルトラライトなPCでCopilot+PCを使いたい人向け

高いタフ性を備えながら持ち運びしやすい軽さを実現

富士通クライアントコンピューティング
FMV Note U UA-K1
オープン価格(直販価格29万6780円)

約848gという軽さがメリットのモデル。オンライン会議で、肌の質感や明るさを調節したり目線を相手に向けるAIアプリ「Umore」や、よく使う機能を長押しで使える「Float Access」など、オリジナルアプリが充実している。

SPEC ●CPU:インテル Core Ultra 7 258Vプロセッサー(8コア)●グラフィックス:インテル Arcグラフィックス●メモリー:32GB●ストレージ:約512GB SSD●画面サイズ:14.0インチワイド●サイズ/質量:W308.8×H15.8~17.3×D209mm/約848g

↑最大47TOPSのNPUを搭載。スリープからの高速復帰、長時間バッテリー、急速充電などの要件を満たした「Intel Evo」にも準拠する。

CASE_3:Copilot+PCの性能を爆速で活用したい人向け

高パフォーマンスCPUと大型有機ELパネルを搭載

エイスース
ASUS Vivobook S15 S5507QA
24万9800円(直販価格)

最大45TOPSのNPUを搭載。写真や動画を自動整理する「StoryCube」、ユーザーの離席を感知してPCをロックする「Adaptive Lock」、AIノイズキャンセリングなど、ASUS独自のAI機能が満載されている。

SPEC ●CPU:Snapdragon X Elite X1E-78-100プロセッサー●グラフィックス:Qualcomm Adreno GPU (CPU内蔵)●メモリー:32GB●ストレージ:1TB SSD●画面サイズ:15.6インチワイド●サイズ/質量:W352.6×H14.7~15.9×D226.9mm/約1.42kg

↑SoC(処理チップ)には「Snapdragon X Elite」を搭載。並列処理の能力に優れており、動画編集など負荷の高い作業を高速にこなす。

CASE_4:大画面デスクトップPCでCopilot+PCを使いたい人向け

AIによる処理の速さと大画面高画質・高音質を両立

富士通クライアントコンピューティング
FMV Desktop F F77-L1
オープン価格(直販価格32万4280円)

最大50TOPSのNPUを搭載。キーボードもマウスも静音仕様で、在宅ワークで家族がいても気兼ねなく使える。Videoポータルリモコンを使えば、YouTubeなどの動画配信サービスをすぐに起動・再生して楽しめる。

SPEC ●CPU:AMD Ryzen AI 7 350プロセッサー(8コア)●グラフィックス:インテル Arcグラフィックス●メモリー:32GB●ストレージ:1TB SSD●画面サイズ:27インチワイド●サイズ/質量:W616×437×189mm(本体最小傾斜時)/約8.0kg

↑パイオニアと開発した低音域+高音域スピーカーを4基搭載。画面から音が鳴っているような、映像と一体感のある音響を楽しめる。

※「GetNavi」2026年5月号に掲載された記事を再編集したものです。
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