Googleは、RAM(メモリ)不足と価格高騰が深刻化する中、メモリを大量に消費するAndroidアプリの取り締まりを開始すると発表しました。
同社は8月26日、Google Playストアにおいてメモリ使用量の基準を設けることを明らかにしました。この基準を満たさないアプリは、2027年2月以降、ストアで見つかりにくくなったり、公開機能が制限されたりする可能性があります。
Android 17で導入される本制限は、まずPixel端末から有効化されます。Pixel 11 Pro・Pro XLの基本構成(256GBストレージ)のRAMが、前年モデルの16GBから12GBへ削減されたのも、この動きと無関係ではないでしょう。Googleは今後1年間で、RAM 4GB〜16GB以上を搭載した幅広い端末へ適用範囲を拡大していく方針です。
制限を超過したプロセス(実行中のアプリ)に対しては、次の2段階で対処が行われます。
- 第1段階: システムがアプリのメモリページを圧縮領域であるzRAMへ強制的に退避させます。圧縮や展開の処理によってCPUの負荷が増加し、UIの乱れや動作遅延が生じる場合があります。
- 第2段階: それでもメモリ使用量が上限を超え続ける場合、システムがプロセスを強制終了します。
要するに、Android 17端末上では基準を超えてメモリを消費するアプリの動作が重くなり、強制終了しやすくなります。さらにそうしたアプリは、2027年2月以降にGoogle Playストア上でも不利な扱いを受けることになります。
メモリ不足の影響は、これまで端末高騰やモデル投入見送りといった形でハードウェア市場に表れていました。そしていま、その波はソフトウェア開発者側へと及んでいます。この規制を機にアプリの軽量化が進み、スムーズな併用環境が整うことが期待されます。
Source: Google (1), (2)
Via: The Verge
Image: Rubaitul Azad/Unsplash