アップルケアでも救えない? 折りたたみiPhone「18万円修理」の見通し

ink_pen 2026/9/2
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アップルケアでも救えない? 折りたたみiPhone「18万円修理」の見通し
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

アップルがまもなく開催するイベント「おはよう世界。」でベールを脱ぐと期待されているのが、待望の「折りたたみiPhone」です。しかし、購入を検討している方は少し覚悟が必要かもしれません。その内側画面の修理費用が歴代iPhoneの過去最高額に達し、他社の折りたたみスマホを大きく上回ると報じられています。

英国の修理専門店・iCorrect.co.ukの創業者、Ricky Panesar氏の試算によれば、内側ディスプレイの交換費用は約850ポンド(約18万5000円※)に達する見通しです。同氏が「アップルの携帯端末としては史上最高額の修理費用になると思う」と述べていることからも、折りたたみiPhoneの修理費用がいかに規格外であるかがうかがえます。

※1ポンド=約216円で換算(2026年8月31日現在)

折りたたみiPhoneはSamsung Display製の有機ELパネルを採用する見込みですが、独自の3Dプリント製ヒンジと組み合わせるため、修理業者も大規模に扱った経験がない構造になっています。そうした部材供給の複雑さや技術的な難度の高さが、修理費用にはね返るとみられます。

一方、Samsungの新しい折り目低減技術「Flex Titanium」を採用したGalaxy Z Fold8の内側ディスプレイの交換費用は594ポンド(約12万9000円)、前モデルのZ Fold7では569ポンド(約12万3000円)とされています。Samsungは自社のSamsung Display部門からパネルを調達しているため、交換部品も比較的入手しやすく、価格も抑えられていると考えられます。

また、Panesar氏は、折りたたみiPhoneの画面修理はAppleCare+に加入していても、1回あたり100ポンド(約2万1000円)近くになる可能性があると予想しています。さらに交換費用が高額であることから、アップルが修理回数無制限の保証規定を見直す可能性もあるとのこと(ちなみにiPhone 17 Proの場合、AppleCare+加入時の画面修理費用は日本国内では3700円となっています)。

ディスプレイ以外では、Panesar氏は本体側面のTouch IDボタンも修理上の課題になり得ると指摘しています。通常のiPhoneにおけるFace IDの修理と比べても、「簡単に交換できるものではない」と説明しています。

AppleCare+の料金も決して安価ではありませんが、新品のiPhoneが1台買えるほどの画面修理費用がかかるとなれば、加入を前向きに検討する価値は十分にありそうです。


Source: Forbes

Via: TweakTown

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