“耐久神話”ついに崩壊か…Galaxy Z Fold8 Ultraが逆折りテストで力尽きた理由

ink_pen 2026/9/2
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“耐久神話”ついに崩壊か…Galaxy Z Fold8 Ultraが逆折りテストで力尽きた理由
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Samsungの折りたたみスマートフォンは、新モデルが出るたびに薄型化しているにもかかわらず、現実では起こりえないほど強く曲げる過酷なテストで良好な結果を残してきました。しかし、最新モデル「Galaxy Z Fold8 Ultra」では意外な結果が出ています。

新型スマートフォンの過酷な耐久テストで知られるYouTubeチャンネル「JerryRigEverything」のザック・ネルソン氏が、Galaxy Z Fold8 Ultraをテストしました。これに先立ち、同氏は「Galaxy Z Fold8」にも同様の耐久テストを行い、非常によく耐え抜いたと報告していました。

今回のテストでは、まず6.5インチの外側ディスプレイがモース硬度レベル6で傷が付き始め、レベル7でより深い溝が入りました。一方、内側ディスプレイはレベル2でも傷が付いていますが、これらの結果はGalaxy Z Fold8と同様です。

さらに、画面をライターの火であぶる耐熱テストや、大量の砂ぼこりを浴びせるテストも実施されました。画面に焼き付きが生じるまでの時間や、ヒンジから多少のジャリジャリ音が鳴りつつも動作を維持する点など、Galaxy Z Fold8と概ね同様の結果となっています。

ただし、本来とは逆方向に強く折り曲げるベンドテストでは、1回目の折り曲げには耐えたものの、2回目で内側ディスプレイが故障し、画面が真っ暗になって、時折点滅する状態に陥ってしまいました。もっとも、ヒンジやフレーム自体は無傷のままであり、本体が派手に折れ曲がって破壊されたわけではありません。

なぜGalaxy Z Fold8は折り曲げテストを生き抜き、Galaxy Z Fold8 Ultraは耐えられなかったのか? その要因として、Ultraモデルがより薄型でありながら大型のディスプレイを搭載している点が考えられます。同モデルは開いた状態の厚みが4.1mmであるのに対し、Fold8は4.5mmです。この0.4mmの差や内部構造の余裕の少なさが、画面側への応力集中に影響を及ぼした可能性があります。

Samsungはこれまで、折りたたみスマホにおける薄型化と耐久性の両立に力を注いできました。果たして現在の設計が構造的な限界に達しつつあるのか、それとも今後さらなる進化を見せてくれるのか。同社の次なる展開に注目したいところです。


Source and image: JerryRigEverything (YouTube)

Via: 9to5Google

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